この利久草。
お花屋さんで見つけたものですが、利久という響きも、とても好きです。
利久梅、何より好きな色、利休鼠。
そして利久七種茶碗。
茶湯の、茶碗です。
利久が愛した、楽焼を作った、長次郎作の茶碗のうち、利久が名作とした七つの茶碗。
黒楽茶碗、赤楽茶碗。
私は、この季節になると、楽焼茶碗が見たくなります。
時々、三越本店の特選画廊に展示するので、それを見るだけで満足していますが・・・。
滋賀の守山市にある佐川美術館。
水庭の奥にある、樂吉右衛門館を、一度、見てみたいと思っています。(かなり以前、「新・日曜美術館」時代に見ました)
樂家は、利久の侘び寂びの美を、建物でも継承しているような気がします。
梅雨の、こんな季節だからこそ、そぼふる雨に打たれる水庭と、楽茶碗を見たいと、毎年思いますが、いまだ願い叶わずです。