先日の、(一社)日本児童文学者協会の、オンラインの総会には、70名近い会員の皆さまがご参加くださいました。
そこで、四年間、理事長を努めてくださった、内田麟太郎さんが、ご退任されました。
麟太郎さんは、「月刊りんちゃん」というくらいの膨大なご本を出されていて、それなのに、偉ぶったところが全くなく、かわいいです。
お話エンジェルの贈呈式でも、子どもたちに「それでは、皆さんに、最後のプレゼントです。これでおしまいです」
と、スパッとお話をやめ、子どもや大人も大爆笑。
理事会でも「ご挨拶を」とお願いすると「これから始めます。おしまい」と。
その脱力加減が、ステキで「よきに、はからえ」と言った鷹揚な姿勢で、いろいろ受け止めてくださいました。
故郷・大牟田に、麟太郎さんの作品を中心にした「絵本美術館」が来春開館し、麟太郎さんはこれでさらに、故郷の大偉人になっていきます。
そのご準備があったり、大変な時、理事長職を本当にありがとうございます。
でも、またいろいろお願いいたしますけどね(笑)。
また、よろしくお願いいたします。
(内田麟太郎・作・絵、こどものくに・七月号・鈴木出版)
写真は、リアル総会ではないので、花束を差し上げられなかったので、頭を捻り、麟太郎さんらしいエスプリに富んだ、花束贈呈ができないかと、この赤い薔薇のカードの写真をリモート上に流してもらい、お送りいたしました。
その総会で、新理事長に選出されたのは、評論家の藤田のぼるさん。
藤田さんはかれこれ、40年以上の長きにわたり日本児童文学者協会の事務局長をお勤めくださって、いわば、児文協に生涯を捧げてくださった方です。
このコロナ禍の大変な中、理事長をお引き受けくださって、本当に感謝しております。
今日はまだ新しい体制が決まっていないので、旧常任理事会で、6月の理事会の議論について深めます。
もちろん、WEBでの会議です。