20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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来年のカレンダー

2020年11月04日 | Weblog

              

 銀座・伊東屋のカレンダーフェアに行ってきました。

 来年は、伊東屋オリジナルのカレンダーではなく、またロスコに戻しました。

 

              

 がっかりしたのが、この3ヶ月カレンダー。

 もう十数年、使っているのですが、とっても便利です。

 

 伊東屋の人に、「見つからない」と話したら、

「あ、それ、廃盤です」と。

「え〜!!」

 地下のカレンダーフェアに、私の悲鳴が、轟いたかもしれません(笑)。

 とはいえ、お客さんは2〜3人しかいませんでしたが。

 本当に便利に使ってきた、愛すべきカレンダーでした。

「コロナで、工場が閉鎖したみたいで・・・」と、伊東屋の人が。

 いろいろお買い物した後、行った、美味しい、お気に入りの、お蕎麦屋さんも潰れていました。

 

 悲しいお知らせを、いただきました。

「この本だいすきの会」の代表、小松崎進先生が、お亡くなりになりました。95歳でした。

 コマ先生と言ったら、「読み語り」。

 たくさんの魅力的な読み語りをしていただきました。

 コマ先生に語っていただく側にいると、自分が子どもになったような、幸せな気がしました。

 

 また「暮の集会」では、いつも、お手製の果実酒を、私にくださいました。

「みんな、飲んでるんだから、カトーさんも飲まなくちゃダメだよ」と。

 甘くてトロッとして、年代物の果実酒は、とても美味しいのですが、アルコール度数が強いようで、おチョコに一杯飲めば、ヘロヘロ。

「かじゅちゅちゅで、酔っちゃった」と。真っ赤な顔。そして周りの方々に飲んでいただきました。

 

 そういえば、大日本図書の取締役をされていた、新美南吉の研究者、保坂重政さんも、お亡くなりになりました。

 いつも「砂山」の童謡を、保坂さんがタクトをふってくださり、酔うと、みんなで歌いました。

「海は砂山、向こうは佐渡か・・・」

 

 コマ先生は「故郷」がお好きでした。

「ウサギおいし、かの山、小鮒釣りし、かの川・・・」

 今頃、コマ先生と、保坂さん、天国で、またご一緒に歌っているでしょうね。

 

 ご冥福をお祈りいたします。

コメント
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