20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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「ロシアのウクライナ侵攻」への理事会声明

2022年03月18日 | Weblog
     プーチンの暴挙を許しません!

スティングというイギリス人歌手がいます。彼は今、ウクライナとの国境にあるポーランドの倉庫に医薬品や人道支援物質を送る活動「Help Ukraine」を支援しています。
そのひとつとして、1980年代の東西冷戦をテーマにした彼の楽曲である「Russians」の演奏を公開しています。
「Russians」は反戦ソングです。
スティングは今回、演奏前のメッセージで、こう語っています。

「この曲が作られてから何年もの間、この曲を歌うことはほとんどなかった。この曲が再び意味を持つとは思わなかったから。しかし、一人の男が、平和で脅威のない隣人を侵略するという血なまぐさい、ひどく誤った決定をしたことを考えると、この曲は再び、僕たち人類共通の願いとなる。この残忍な暴政と戦う勇敢なウクライナ人、そして逮捕や投獄の脅威にさらされながらもこの暴挙に抗議する多くのロシア人のために。僕たちは、僕たち全員が、子どもたちを愛している。戦争を止めよう」

日本児童文学者協会の元会長の那須正幹さん。自らも被爆体験をお持ちで、残念ながら昨年ご逝去されました。その未発表作に「ばあちゃんの詩」というのがあります。

「ぼくらはぜったい戦争なんかしない。
子どもを殺したりしない。
悲しい思い出も作らない」

子どもたちに向かって物語を書いたり、批評したり、翻訳したりする私たちも、同じ気持ちです。
なんの罪もない、多くの子どもたちが、戦火に怯えながら逃げ惑う姿。
逃げ延びるために歩き疲れて、泣きじゃくる子どもたち。
核兵器の使用さえちらつかせているロシアに対し、子どもたちの未来を守るために、私たちは、プーチンの暴挙を許しません。

No War !                      2022年3月
                         (一社)日本児童文学者協会・理事会

日本児童文学者協会のホームページにも掲載されています。↑クリックしてください。
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