20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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白蓮

2022年03月20日 | Weblog
            

白蓮の蕾が、膨らんでいます。

この花を見ると、秩父の家を思い出します。
子どもたちを連れて、春休みにお泊りに行くと、帰りくらいには、あの高貴で、美しかった白蓮の花が、まるでティッシュペーパーでも散り落ちたように、庭に広がっています。
子どもたちがまだ小学生だった頃のことを思い出です。


もう4週間目に入った、ロシアのウクライナ侵攻。

昨日のフォーラムの中でも、とても興味深いお話をたくさん、伺えました。
ウクライナにはロシアが作った原発施設が多数あるそうです。

今回の戦争で「アメリカの援助で生物化学兵器を作っている」とロシアはウクライナを侵攻しています。
これは、アメリカがイラクに対し「大量破壊兵器を持っている」と、イラク侵攻を始めた戦争と同じ構図です。
結局、何もなかったのですから。
ロシアが、ウクライナに「生物化学兵器を作っている」というのでしたら、そこを押さえればいいのに、できないのは作っていないからです。イラクと同じ構図です。

でも最悪な状況はロシアが作っているサリンなどの化学兵器を撒くことです。
これはベトナム戦争では、負けが混んできたアメリカが、枯れ草剤を空から撒いて、たくさんの被害者を出したのと同じです。

昨日も、お話が出ていましたが、ロシアがソ連時代に、自ら作った、原発の廃棄物から作る「劣化ウラン弾」。
これは重くて戦車まで貫通する威力を持っているそうです。

チェルノブイリ爆発の時も、すぐではなく、その10年後など、月日が経って、癌患者が大量に現れたりしていたそうです。
チェルノブイリ使節団の団長は、浅田次郎さんだと思ったら、俳優の中村敦夫さんだったそうです。
本当にリアルなお話をたくさん、伺えました。

アメリカは、これまで多くの戦争を世界中で起こしてきました。
だから今回も、偉そうな顔で、「仲裁」など言える立場ではありません。
かつて米ソ冷戦などと言われた時代がありました。

ソ連が崩壊し、ロシアはいろんな意味で超大国の仲間入りから外れて行きます。
頭脳明晰、冷徹なプーチンも、その状況に痺れを切らし、22年もロシア大統領の玉座に座り、状況を甘くみすぎたのかもしれません。
ロシアからは、どんどん人々が逃げ出しているそうです。

当然、この侵略戦争で世界経済は悪くなり、いろいろが値上げになり、日本人にも、大きな影響が出るのは必須です。

今回、ロシアが、お金を払って雇うシリア傭兵は、ある意味、戦争屋です。
ロシア兵の遺体を大量に、母国に戻すと批判がさらに大きくなるので、ウクライナ侵攻の危険な最前線は、そうした、お金を支払ってシリア傭兵に任せるのです。

シリア内戦では、政府側にはロシア。反政府側にはアメリカなどの国々。
当時、代理戦争といわれました。

10年にもわたるシリア内戦で、仕事も何もなく、生きることもままならないシリアの元兵士たちは戦争屋として生きていくしかないのでしょうか。

ここにも、ロシアとアメリカの、醜い影が炙り出されています。
コメント
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