20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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龍村織物の帯 

2024年12月06日 | Weblog
           

京都の龍村織物の、帯です。

高島屋を歩いていたら、夫が、突然
「あ、龍村だ」と。
「え、知ってるの?うちにも壺の下に敷いてあるでしょ?」

話を聞いてみると、夫は若い頃、秘書室にいて、お客さんへのお土産に、龍村の人に、何種類かの敷物を会社に持参してもらい、選んでいたのを思い出すとか。

海外の会社へのお土産には、特に、龍村が喜ばれたとか。
それと、安藤七宝店の七宝焼の置物などが・・と。
夫は、当時、社長、会長と、ビジネスか、ファーストクラスで、世界のほとんどの国を旅したと自慢していました。
南アフリカと、南アメリカを除いて。

過去の歴史のディテールなど、あまり覚えていない夫が、若い頃の秘書室時代を覚えていたなんて、びっくりしました。

夫の父が、やはり、役職上、いただきものが多い人。
それを我が家にくださったり、それでも余ったりして、手に負えないと、義母が、
「デパートへ持っていって、別の実用的なものと交換してもらってるのよ」と。
世間の人と、あまりお付き合いをしたがらない義母が、どこでそんな知恵を知ったのか・・・。
デパートに電話でもしたのか・・・。
当時は、聞いて驚きました。

バカラの花瓶、高級ウイスキー、知っている限りでも要らなそうなものが、5つ6つありました。
それを数日に分けて、牛込の家からバスか、タクシーに乗って新宿に出て、三越や伊勢丹で交換してもらっていたようです。

今では、信じられない話です。
そんな時代があったのです。
バブルの前のことですが・・・。

この頃、ネトフリで、バブル前の東京を描いた作品を見ているので、つい・・・。
日本のドラマでもネトフリが作ると、すごいです。
コメント
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