20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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今日はショートケーキの日? 

2025年02月22日 | Weblog
          

           

15日が「イチゴの日」で、カレンダーのその上の、今日、22日は「ショートケーキの日」だそうです。

いろいろ工夫して、考えるものです。

それで、横浜の赤レンガで、「ヨコハマストロベリーフェスティバル2025」をやっているとか。

私は、そのイチゴの日とは関係なく、一足早く、ゴージャスなイチゴをいただいてしまいました。

どのパックのイチゴも甘くて美味しい。

お正月にお姉さんの八百屋さんにお願いしていたのは、あまり甘くありませんでしたが、このイチゴは、甘くて美味しくて、ほっぺが落ちそう。

と言いつつ、「美味しい。美味しい」と。もう半分、食べてしまいましたが。


今朝、長い友人で、妹のように思っていた、岡田なおこちゃんがご逝去された話を伺いました。
ショックです。悲しいです。

なおちゃんは、脳性まひによる四肢体幹障害者でした。
でも車椅子で、いろんなところにきてくれました。
「カトーさん」
背中で声がすると、なおちゃんの笑顔。
「なおちゃん、きてくれたの。嬉しい。会えて」
と、いつも、手をぎゅっと握り締め、そんな会話をしながら、なおちゃんの行動力。強さに驚嘆していました。

原稿もお願いしたことがあります。

なおちゃんは、ヘルパーさんの助けを借り、ご実家の近くで、一人暮らしをしていました。
お母様も年齢とともに、認知症になり、お父様のご負担が、大変になっていくことを、何より自覚されたのだと思います。
歩くのもままならない。手も自由に使えない。口も上手く喋れない。

でも、それが、「丸ごと自分」。
と、きちんと受け止め、自立していたのです。
そして、車椅子で、児童文学学校に通い、創作教室に通い、自らの書く意味を、見つけ続けていました。

いくつもの作品がありますが、特筆したいのは『薫ing』。
第30回野間児童文芸新人賞を受賞しました。
そして、『ひなこちゃんと歩く道』で第43回日本児童文学者協会賞受賞されました。

「なおちゃん、すごいよ、すごすぎるよ」
いつもなおちゃんにそう言っていました。
「カトーさん、ありがとう」
彼女の笑顔が浮かびます。

晩年は、腸を全摘出し、「親父様に迷惑をかけてばかり」と。
そんなふうにお父様に感謝しながらも、明るく生き抜く姿勢は、ずっと変わらぬまま。

書いて書いて書いて。自分と戦って、戦って、戦っての人生でした。

でもなおちゃんは、素晴らしい生き様を見せてくれました。
壮絶な人生を、自らときちんと向き合って、逃げることなく、生き抜きました。
ありがとう、なおちゃん。
ずっとずっと、忘れないからね。
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