折にふれて

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奥日光 中禅寺湖の懐かしい黄昏

2016-04-24 | オトナの遠足

奥日光、中禅寺湖。

日光を旅行するのは今回で4回目。

初めて訪れたのが小学生の夏休み。

ものごころついて初めての家族旅行だった。

豪華絢爛たる東照宮はじめ寺社仏閣の建物や細工に興味が持てるはずもなく、

ただただ、奥日光の雄大な景色のみが目に焼きついた。

2回目に訪れたのは高校生の時。

夏休み、仲の良かった友人2人と思いつきで旅に出て、

2日間、尾瀬を歩きまわったあと、バスで金精峠を超えて奥日光に入った。

日光へ入ろうと言い出したのは私で、

小学生の頃眺めた景色を2人の友人に見せてやろうと思った記憶がある。

3回目は大学時代、いろは坂を染める紅葉の記憶が鮮やかに残るが、あとは内緒。

で、今回だが、実に40年ぶりと云うことになる。

 

朝、空路東京に着き、浅草から東武特急スペーシアで日光へ。

今回は多少オトナになったということもあり、東照宮や輪王寺をゆっくり拝観するつもりだったが...。

観光サイトなどで充分に調べておけばよかった。

東照宮の陽明門が改修中。さらに輪王寺も。

境内を散策するも正直云って魅力は半減。したがって、この話は別の機会に。

そんなことで、いろは坂を登り、奥日光中禅寺湖畔に着いたのはもう黄昏時。

こどもの頃、目に焼き付けた景色がそこにあった。

標高1000メートルを超える高地。

春とは云え、男体山から吹き下ろす冷風で冬のような寒さだったが、

日暮れまでの時間、昔を思い出しながら湖畔を散策することにした。

内陸湖らしく打ち寄せる波は静かだが、もともとの組成は火山の噴火によるもの。

波打ち際に残る石にその荒々しい過去の痕跡を垣間見ることができる。

 

いちだんと寒さが増した夕暮れ時。

中禅寺湖を眺める宿のロビーで日の入りを待つ。

対岸の日光白根山の稜線を染めながら

しずかに陽が落ちていった。

40年ぶりに出会った風景は懐かしく、思い通り感慨深いものだった。


 

なんとなくの選曲はフィル・コリンズ。

ジェネシスのドラマーを経て80年代から90年代にかけて大ブレークしたと記憶している。

この時代にありがちなポップなイメージの曲が多い中、

こんなメロディアスな名曲もあった。

Phil Collins     ♪ Do you remenber

 

 

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