フォイエルバッハ論を読み返している。ヘーゲル哲学(思想?)の偉大性、ということ改めて痛感する。
唯物論や弁証法という対象の構造に分け入るための必須のことの基本的な理解を深めるため。との思いから、『フォイエルバッハ論』(大月書店版)を読み返している。(大月書店といえば、マルクス主義華やかなりし頃は有名な出版社であった。おそらく現代では知らないかたの方が多いかもしれないが、マルクス主義の文献について . . . 本文を読む
スマホやタブレットでのPC版表示で見ると、加筆修正の薄い赤(ピンク)の文字が非常に見にくい、ということに気づきました。(実際に自身のPC、iMacで見るとそうでも無いのですが、機種によってはPCでも同様のことがあるかもしれません。)
コメントいただければ、加筆修正の文字色、変更すること検討します。よろしくお願いします。 . . . 本文を読む
5年日記を購入した。各メーカーから3年日記、5年日記、10年日記と発売されているので、それなりに歴史のあるものなのだろうが、自身では初めて知った。同一ページに同日の5年分の日記が並ぶことに成るので、自身の5年後を慮っての日々の振り返りを可能としてくれるもの、と思えて即買いした。
ナポレオンの言葉に「私は二年後をおもんぱかってしか、かつて生きたことがない。」(『ナポレオン言行録』オクターブ・オブリ . . . 本文を読む
督脈を撮むことの二重の意義。
「督脈は撮むもの」と宮川先生のお灸セミナーで教えていただいたことを、施術の最初に背部の軽擦とともに、大椎、陶道、○、身柱、○、神道、霊台、至陽、○、筋縮、中枢、脊中、○、縣枢、命門、○、腰陽関、と督脈を棘突起を挟む形で何度か撮むこと行なっている。
当初は、ここは張っている、ここは緩んでいる程度であったが、何十人何百人と人数を重ねていくと(現在1日に十数人〜二十数人 . . . 本文を読む
股関節周囲の検査法等の試験(本日、実施される)のためのまとめ。
「トーマステスト」
対象:股関節屈曲拘縮の検査
目的:股関節を屈曲させることで、対側の股関節屈曲拘縮の有無の確認
方法:患者を仰臥位にし、検査する対側の膝を屈曲させた状態で股関節を屈曲させていく
陽性所見:検査する対側の股関節を屈曲させていって、反対側(こちらが患側)の下肢が持ち上がってくれば、陽性
「パトリックテスト」
対 . . . 本文を読む
鍼の得気、響とは何か?それは必要なのだろうか?
昨日、温泉に行った。冬の到来とともに疼きだした古傷の治療のために、であったが、無加熱の源泉(37度前後)に入ったので、入っている時には、温まる、汗がでる、解れてくる等の効いた感覚は全くと言っていいほどに無く、露天風呂ということもあって、夕刻から吹き出した冬の風の冷たさを感じながらの、およそ1時間であった。
が、昨日は学校帰りの電車で猛烈な睡魔に襲 . . . 本文を読む
技には量と質の二重性がある。当然に、マッサージ、指圧、鍼灸の(手)技にも、と思う。
しかしながら、現状ではそのことは一般的認識では無い、ようである。それだけに単なる腕力の強い弱い(=量)でしか(手)技を評価出来ない現実がある。ので、多くの人の施術がそうなってしまっている、と思える。
例えば武道、武術の世界では、単なる腕力やスピードのある技を見事とは言わない。拳頭、切っ先への力、意識の集中を問わ . . . 本文を読む
土鍋による炊飯、その意義について。
半月ほど前から土鍋による炊飯を行っている。炊飯ということを弁証法的に考えると、米と水との相互浸透であるが、ただ米と水とを相互浸透させても、ごはんにはならず、それでは米が水を含んでやがて発芽する、あるいは腐っていくということにしかならないので、水をある程度含んだら(これも相互浸透)、水を沸騰させるという水とガスの火の相互浸透を起こさせると直接に沸騰していく、して . . . 本文を読む
取穴実技六限目。手の少陰心経、手の太陽小腸経、手の厥陰心包経。併せて上肢の体表指標。(以下、電車内での記憶に頼っての内容なので、不正確な部分は後日訂正し、訂正毎に更新します。)
「体表指標」
円回内筋、橈側手根屈筋、長掌筋、尺則手根屈筋(以上、上腕骨内側上顆起始)
上腕二頭筋(長頭、短頭)
腋窩横紋、肘窩横紋、手関節横紋(掌側、背側)
手根骨(舟状骨、月状骨、三角骨、豆状骨、大菱形骨、小菱 . . . 本文を読む
例えば、指圧をスローモーション的に、通常ならば1秒で押し終えるところを10秒位かけて押すとどうなるか?
コリのある部位に対して、1秒位で押すと患者のコリのある部位のどの深さでコリがあるのか、も、どの様にして解れていっているのか、も、自身の指圧の技がどうなのか、どうなった時に解れているのか、も、全てをしっかりと分かる、味うことなく、患者のコリは解れていってしまっている。という現実がある。
それに . . . 本文を読む
「5 スローモーション的動きでの修錬で培われるものとは」で、「これは弁証法の学びと全く同じなのであるが・・・・・・。」として説かれている部分。ここにしっかりと学び、実践して行くことが、自身の弁証法が使えるものとなっていくための、また、手技・鍼灸の実力を培うための必須の学びの過程である、と思う。
「本当は強い黒帯相手に闘いを行ってもあまり意味はないのである。闘いで怖いのは本当は何も知らない白帯であ . . . 本文を読む
米大統領選の開票速報。トランプとクリントンの接戦、どころかトランプ有利に思える。
当初は、トランプは単なる色物、賑やかしかと思っていたが、そうでも無いらしい。
要するに、米国人にとっては現状を変えてくれる人、なのだと思う。逆から言えば、かなりの数の米国人にとって超格差社会である現状の米国は、ともかく変えて欲しいと思える夢も希望も無い社会なのだと思う。そういう意味で、トランプに投票の思いは必ずし . . . 本文を読む
「5 スローモーション的動きでの修錬で培われるものとは」では、武技の修錬をスローモーション的動きで行うことの意義、過程的構造が説かれ(解かれ)る。ここにしっかりと学べるか否かが、技による施術となるか技らしき形の単なる人間技、力まかせでの施術となるか、を決めて来てしまうのではと思う。
スローモーション的動きでの施術。これまで数年に亘って行って来た、が、その意義初めて分かった。と思う。
手技療法、 . . . 本文を読む