
由布島は西表島の東岸・美原集落から400m離れた、周囲2.5㎞
の小さな島です。
遠浅の海をのんびりと水牛車に乗って渡ります。

「乗務員」のオジサンのサンシンと沖縄民謡で、わたしたち観光客
は手拍子を打つなどノンキなものですが…

水牛にとっては、かなりの重労働で、この絵のように「ルンルン」
気分ではない様子でした。

ヤシ林などの熱帯性樹木に覆われた由布島は、島全体が「自然植物
楽園」となっています。

ハイビスカスやビーゲンビリアのお馴染みの花を始め、このアラマン
ダーやコダチヤハズカズラなどの珍しい亜熱帯の花々が咲き、
琉球イノシシ、クジャク、ヤギ、ポニーなども飼育されています。
この楽園は、西表正治さんが12年かけて個人で作り上げたもので、
今はすっかり島の風物詩となった水牛車も、この人が初代の「大五郎」
という水牛を育てて、現在の水牛はその子孫だそうです。