8日に始まった今年の「しあわせ回廊なら瑠璃絵」も今夜まで。暮れなずむ奈良の町へ出かけました。
行基さんの立つ近鉄奈良駅前から興福寺五重塔の前を過ぎると、国立博物館講堂の裏に去年なかった新しいアート「竹の庭」がありました。
新館の前にはこれも初顔のミラーボーラーが堀の水に影を落としています。
東大寺大仏殿へお参り。南大門を潜って参道を進むと、中門の両側にライトアップされた兜跋毘沙門天(右)と持国天が立っておられます。
観相窓が開いていて大仏様のお顔を拝むことができました。
鏡池には噴水のスクリーンに刻々と移り変わる美しい色彩の映像が投射されて、夢のような光景でした。
しばらくは、このウォーター・プロジェクションを鑑賞したあと、浮雲園地へ。様々な光のオブジェが通路を飾り、満開の冬桜もライトアップされていました。
奈良県新公会堂前のオフィシャルブースで本クズ入りの「しあわせココア」で暖まったあと、
公会堂庭園の「光のオブジェ」を鑑賞しながら
春日野園地へ歩きました。
ここでは大勢の人たちが花火の上がるのを待っていました。少し離れたところではライブが行われていて、バレンタインデーにふさわしく女性からプロポーズされる幸せな男の声も聞こえてきました。待つこと30分近く、19時30分を過ぎて花火が上がりました。
山焼きの時とは又違ったたくさんの花火が終わり、春日大社へ歩きます。
着到殿の夜神楽は終盤を迎えていましたが、御杖村桃俣の獅子舞や
宝来家玉之助さんの締めの「四方鎮」を鑑賞できました。
本殿にお詣りした後、回廊の万灯篭を少し眺めて家路につきました。夢のように美しい光の中を彷徨い歩いた、今年3度目の老人の夜遊びでした。