ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

宮廷鵜飼と夕景の嵐山(2015.09.19)

2015-09-21 21:08:22 | 旅日記



シルバーウィークの初日、京都定期観光バスで嵐山へ行きました。



京都駅烏丸口16時10発の舞子号は乗客42人、ネットで予約したあったせいか、幸いにも一番前の席に座れました。
可愛いガイドさんから四季折々の京の話を聞きながら、渡月橋の畔の駐車場へ…

夕暮れの渡月橋を渡って、まず嵐山中腹の虚空蔵法輪寺へ長い石段を登ります。

今昔物語・枕草子・平家物語にも登場する古いお寺で十三詣りでも有名ですが、本堂の前には狛犬ならぬトラさんと向かい側にはウシさんが鎮座しています。頂いた「参詣のしおり」で、本尊・虚空蔵菩薩が「丑寅年生まれの守ご本尊」と知りました。

法輪寺の展望台からは、西山の愛宕山から東山の大文字山、比叡山までの山々や夕陽に照らされた京都の町並みと、素晴らしい展望を楽しみました。



渡月橋畔の渡月亭前で、鵜匠さんから鵜飼の説明を聞きます。



小さいときから大事に育てて、鵜が親と思うほど可愛がっておられる様子が伺われました。



夕食は渡月亭別館で。これまで何度かのマイカーの旅では飲めなかった冷酒とともに、彩りも豊かな美味しいお料理を賞味しました。



とっぷりと日が暮れた18時半、鵜飼見物の乗船場へ。



「宮廷鵜飼」は平安時代の貴族の遊びを再現したもので、私たちの乗る見物船は御簾や吊灯籠、紫と赤の幕で王朝風に装飾され、船頭さんは貴族に仕える「白丁(はくちょう)」の装束です。



鵜飼が始まりました。



篝火に照らされながら鵜たちが見事な漁の技を見せてくれます。



お別れの時が来て、期せずして大きな拍手が起こる中を鵜たちは引き揚げて行きました。