ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

季節外れの花(12月19日)

2010-12-19 10:38:22 | 矢田だより
今朝は少し寒さが和らぎました。



大和民俗公園を歩いていてふと見ると、ツツジの花が咲いていました。



その近くでは蕾も二輪。まだ冬が来たばかりなのに、もう春が恋しいのでしょうか?



家に帰って♀ペンに話すと「ウチの庭でも」と…。
ユリの蕾がやや膨らんでいました。果たしてこの寒い時期に開くでしょうか?

今日の大和民俗公園(12月16日)

2010-12-16 13:01:44 | 矢田だより


朝からのニュースで本格的な寒波到来が伝えられています。



国中民家集落のドウダンツツジの葉もすっかり落ちて…



サザンカの色だけが目立ちます。



旧岩本家住宅前の白いサザンカ



トサミズキが花芽をつけています。
マンサク科トサミズキ属。土佐原産。葉がミズキににているのでこの名があります。
ミズキは山でも公園でもよく見かける樹ですね。ヒマラヤでも生育する成長の早いことで
有名な木です。



こちらはハナミズキ。
同じミズキですが、こちらは北アメリカ原産でミズキ科。
説明板によると一名、アメリカヤマボウシというそうです。確かに花はヤマボウシに似て
いますね。一方、トサミズキの花はマンサクに似ています。

トサミズキの方が花期は早いと思いますが…



ロウバイはもう色づき始めました。きっとこの花が一番早く新春を伝えてくれること
でしょう。

続々・されど阪神タイガース

2010-12-11 08:36:04 | 読書日記
前回紹介した「なぜ阪神は勝てないのか?」の冒頭で、江夏と岡田が「はじめに」を
書いています。
 そのタイトルは江夏が「阪神こそわが青春のすべて」。
岡田が「タイガースイエローの血」です。後者について蛇足を加えますと、アメリカ大
リーグ、ドジャーズのT・ラソーダ監督の名言「私にはドジャーブルー(青は球団のカラ
ー)の血が流れている」になぞらえたもので、イエローはいうまでもなく阪神タイガース
のチームカラーです。
 OB二人の対談の端々に、阪神タイガースに対する深い愛情が読み取れ、ファンの心を
揺さぶります。



ところで最後にご紹介するこの本は、もう10年近く前になる2001年2月の発行で、あの
野村克也氏の「ああ阪神タイガース」でも参考文献に挙げられています。
 いま読み返すと、かなり時代のズレを感じることもあります。
例えば…「優勝は金で買えるようになり、『弱者が強者を倒す快感』という負の快感すら
誰も味わえなくなった(あとがきの一節)…」という文章があります。
 しかし今や阪神タイガースは金本や城島の加入もあって、プロ12球団のうちで最高の年棒
総額にまでになりました。この10年間で確かにフロントの考え方も変わり、積極的な補強
が行われ、「万年最下位」から「毎年優勝を狙えるチーム」に変貌しました。
それでも、優勝できない…それでもファンは諦めません。あの栄光の日本一の感激が忘れ
られないのです。

この本は、そんな阪神ファンのための阪神ファンによる歴史的な一冊として記憶に残る
ことでしょう。阪神ファンの方、ぜひご一読を…。

続・されど阪神タイガース

2010-12-08 11:27:29 | 読書日記
前回は少し酔っていたせいもあって、ちょと興奮しすぎました。
しかし最近の野村克也氏については、昔のノムさんと違うという点で変愚院と同じ
意見の方も多いはずです。では、前回散々こき下ろされた江夏、岡田の二人はどう
思っているのでしょうか…



08年の野村氏の本と同じ出版社から09年9月に発行された本です。
このとき岡田彰布は前年の08年、阪神の監督を辞めて、まだリックス監督となる
前で評論家をしていた頃です。
同じく評論家の江夏豊との対談を中心に、「江夏豊の最強の投球論」「岡田彰布の
最強の打撃論」が展開され、阪神が真の王者になれない理由、問題点を追求してい
ます。

野村氏について江夏はこう語っています。「野球を頭で考えることを教えてくれた…
」。ただし、これは南海時代の話しで「自分とやってる頃に比べると、人間が変わ
ったね」。
「ヤクルト行って優勝して、阪神、楽天で監督をした野村克也は違う人間、変わっ
たね。」「監督がオレがオレがでは選手はついてこない。」
たしかに、江夏のいう通り、野村さんは表に出すぎたと思うのですが…。
大阪球場のオープン戦の頃の、あの「生涯一捕手」「月見草」の時代のノムさんが
とても懐かしく思います。

江夏が354奪三振記録の相手を王にこだわったことについては、「時代が許してくれ
た時代だった」「チームの勝利を優先する今の時代じゃ考えられない」「管理だ組織
だという時代に傾いて、チームの勝利が優先される時代になっていった」と語って
います。

野村監督時代の阪神の試合がなぜ物足りなかったのか、面白くなかったのか、分かる
ような気がします。
それは一貫してデータ重視の管理野球であったからです。セオリー通りに点を取り
に行くことも大事かも知れませんが、それだけではなくあっと驚くような以外性も
あってはよかったのではないか。

何よりもファンは夢を求めて球場へ足を運び、TVの前に釘づけになっているのです。
プロとしての力と力のぶっかり合いの末に、たとえ負けてもカメヘン。
何時までも語りぐさになるような、夢のある試合が見たいのです。
来年こそ、そんな試合を数多く見せてくれて、その結果が「優勝」となるように
男前の真弓ハンお願いします。

されど阪神タイガース

2010-12-06 17:44:42 | 読書日記
 わが阪神タイガースは、今年もファンの熱い声援むなしく二位(それもジャイアンツ
が勝手にこけてくれてタナボタの)に終わりました。
 9月始めまでは、あれほど快進撃を続けたのに…。
象徴的なのが、9月30日、甲子園で今年最後の試合。矢野の引退セレモニーもあり、
絶対勝たねばならない試合。久保の好投で8回まで3-1で勝っていたのに、9回、
藤川球児が2四球のあと村田に3ランを打たれ、まさかの敗戦。マジックが消えまし
た。矢野のセレモニーも盛り上がらず、後味の悪さだけが残った試合でした。

 今年読んだ本のうちに、阪神タイガースに関連した新書3冊があります。
ちょっとご紹介してみます。(いずれもBookOffで一冊105円)



 一番最近買った本ですが、発行は2008年2月。
野村克也(以下全て敬称略)が東北楽天ゴールデンイーグルズ監督在任中で、後書き
でも(阪神と)「対決する可能性がないわけではない」と気焔をあげておられます。
 野村がタイガースの監督だったのは、1999年から2001年までの3年間。ずっと
最下位です。

しかし、「もともと巨人ファン」の彼は、そんなことは我関せず。
「優勝出来ないのは」…選手を甘やかすファンが悪い、マスコミがいけない、自分の
いうことを聞いてくれないフロントが一番アカンといった調子です。
 3年間優勝出来なかったのは、選手が「野村の考えを聞かない」からだ。彼のあと
で監督に就任し、2年目に優勝させた星野仙一については「人脈がある」とか
「世渡りがうまい」と愚痴をいう。オーナーが選手獲得に金を出すようになったのは
「私が久万オーナーに改革の必要性を訴え、幸いなことに星野がそれを実現させ」た
からだとまで書いています。
 星野のあとの岡田監督については「サインを出さない」(と金本に聞いた)。
「監督の仕事を放棄している」と散々です。

他にもタイガースについて選手、ファンに対しても罵詈雑言の数々。過去の名選手、
江夏、田淵、掛布についても「個人記録主義の権化」とバッサリ。
これで「阪神のOBのひとり」であると仰有るのです。

もともと変愚院は野村ハンが嫌いではありませんでした。
どこか愛嬌があって、嫁ハンのサッチャーに頭があがらん、私と同世代(一歳上)
のオッサンと思っていました。楽天の監督になってマー君などをうまく使ったとき
も「さすがノムさん」と感心したものです。

しかし、これで本心が見えた。要は彼は「阪神タイガース」を愛することが、本当に
好きになることができなかったのです。そんな人が監督をしていては、勝てるはずが
ない。なんぼ偉い人でも、「再生工場」でもあきません。

それでは、ここで名前の出た江夏豊や岡田彰布は野村克也をどう評価しているか…
次回のお楽しみです。 
 



我が家の庭で…(12月2日)

2010-12-02 13:01:54 | 矢田だより
今日も暖かい小春日和です。公園歩きが早めに終わったので、久しぶりに庭の草引き
や剪定などをしました。
冬枯れの淋しい庭に、赤い実が見えるのはナンテンとセンリョウ、マンリョウです。

センリョウとマンリョウは名前は似ていますが、





センリョウ(千両)はセンリョウ科でこのように実が葉の上側につきます。
目立ちやすいのでムクドリなどにすぐ食べられてしまいます。



一方、マンリョウ(万両)はヤブコウジ(薮柑子)科で葉の下に房になって付きます。



これは白色のマンリョウです。
なお、同じヤブコウジ科にジュウリョウ(十両)とヒャクリョウ(百両)があります。
ジュウリョウは、ヤブコウジのことで矢田山でもよく見かけますが、ヒャクリョウは
写真だけで実物を見たことがありません。

今日の大和民俗公園(12月1日)

2010-12-01 13:10:14 | 矢田だより
気ぜわしいい師走に入りました。
朝は薄雲がありましたが、次第に青い空に変わった公園へ二人で歩きました。



見頃が遅れた「里山の道」入口の紅葉もそろそろ終わります。



「ツバキの道」で…。枯れた苗木が多い中で元気に花を咲かせました。



花の少ない時期だけに、満開の皇帝ダリアが良く目立ちます。
今日も暖かい小春日和です。