マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

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氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

KYOSUKE HIMURO GIG at TOKYO DOME “We Are Down But Never Give Up!!” ――氷室京介・東京ドームライブ――

2023-02-18 21:02:35 | 氷室京介
以前、テキストサイトでUPしてた、氷室のライブ・レポの再UPです。
軽く推敲、加筆修正はやっているとはいえ、10年以上前に書いた記事がベースですんで、いろいろとご容赦を(笑)。
ちなみに、初出は2011年7月2日です――。

2011年6月11日及び12日、氷室京介による東日本大震災復興チャリティライブが東京ドームで開催されました。
収益は必要経費以外、全額寄付されます。この寄付金をより多く集めることを目的に、氷室さん自身が、





「全編BOφWY曲」



というコンセプトを打ち出し、実行されました。
当初は(予想できるはずもないので当然だが)震災とは関係なく、コンセプトも別の形――「BVH」同様、「ソロ曲とBOφWY曲の混成」という形で企画されていたのですが、震災の影響でライブ自体が一度、中止になりました。
それが、「少しでも被災者の役に立ちたい」「被災者及び被災地を援助したい」といった氷室さん自身の強い希望が入り、「そのためにはより多くの集金も必要になるだろう」という観点から、より多くの集客が見込める「全編BOφWY曲」という内容に変更したうえで、ドームライブという企画を復活させたのが、簡単な経緯ですかね。





やっぱヒムロックは立派だ! (笑)



いや、なんかふざけた言い方かもしれんけど、素直にそう思ってます(笑)。

まあ、そんなわけで、まずは恒例のセットリストから――

(6/11、12いずれも)

1.DREAMIN’
2.BLUE VACATION
3.ROUGE OF GRAY
4.ハイウェイに乗る前に
5.BABY ACTION
6.JUSTY
7.WELCOME TO THE TWILIGHT
8.BAD FEELING
9.“16”
10.LONGER THAN FOREVER
11.MEMORY
12.B・E・L・I・E・V・E
13.季節が君だけを変える
14.B・BLUE
15.MARIONETTE
16.PLASTIC BOMB
17.DOWNTOWN SHUFFLE
18.BEAT SWEET
19.RENDEZ-VOUS
20.ONLY YOU
21.IMAGE DOWN

UN

22.ON MY BEAT
23.ホンキー・トンキー・クレイジー
24.NO.NEW YORK

で、肝心のライブレポ。
もうね、開始早々、地響きがすごい! (笑)
地面の奥底から揺れてる感じがしたもん。
バンドメンバーが登場した辺りから氷室登場まで、その地響きが腹の内側から体の芯を通って、瞬時に全身へ伝わっていった感じ。もう、その震えだけで燃えてきたもん(笑)。
で、OPナンバーは「DREAMIN’」。正直、「LIAR GIRL」を期待してたんだが・・・(笑)。
まあ、でも、初っ端からめちゃめちゃ盛り上がりましたけどね。
で、ブルバケ、「ROUGE OF GRAY」と来て、ハイウェイ。これは氷室作曲だけあって、ソロのライブでも何回もやってきたんだけど、この曲辺りからボルテージがさらに上がった印象(とくに初日)。イントロ部分の「氷室シャウト」は、客も大合唱でした(笑)。
その次にきたのは「BABY ACTION」。
あ、そうそう、セットリストで太字になっているのは、「オレにとって、生(ライブ)で聴くのは初めてな楽曲」ね
この「BABY ACTION」もそれに該当するんで、すっごいうれしかったです。もうイントロのギターでニヤリとなってましたよ(笑)。
そして、これもイントロのリフで驚かされました。「BAD FEELING」!
ってか、この曲ははっきりいって、「布袋の曲」といっていい曲だと思うんで、かなりのサプライズでした。まさかこれをやるとはなぁ・・・。
で、ちょっと前後するけど、「WELCOME TO THE TWILIGHT」「B・E・L・I・E・V・E」といったバラード系と、やはりメロディアスな「MEMORY」。この辺は今回、なんか妙に沁みました。
「仕方ないね、幸せ気づかず、困らせてた」「拗ねるのは、もう終わりさ」――いや、まあ、ある程度生きてれば、誰しも(それぞれ形は異なるでしょうが)この辺の歌詞が当てはまる経験、思い当たる節はありますよね~。
それと「B・E・L・I・E・V・E」の、大島さんによるサックスが、なんか妙に・・・以前も同氏によるサックスプレイ、目の当たりにしてんですけど、今回はとくにね。
ただ、「MEMORY」はちょっとだけ残念なトコが・・・
「♪もう誰も、もうなにも、傷つかなくていい、ただひとり消えればいい~」のあと、フレーズとして3パターンあって、「♪終わらない、Good Night Kiss、She lives in my memory~」「♪なにも知らない、笑顔のフォトグラフ、She lives in my memory~」「♪いわなかった、I miss you、She lives in my memory~」って感じでね。
これ、いずれもヒムロックのセンスのよさを垣間見ることができるんだけどさ、個人的にはふたつ目の「なにも知らない、笑顔のフォトグラフ」が大好きでね。このフレーズ、情景が頭に浮かんできますよね。初めて聴いた中3のころから、それを思い浮かべて妙におセンチな気分になってたもん(笑)。
それがね、この両日はヒムロック、歌詞を変えてたのか、あるいは間違えてたのか、そのフレーズ歌ってくれなくってね。たしか「終わらない、Good Night Kiss」を2回続けて歌っててね。これは、オレ的には残念だったかな。

ここで箸休めというか、ちょっと曲から離れてみたいと思います。
えーとね、これはもしかしたら賛否両論かもしれないけど・・・アンコール前のウェーブ、楽しかったです(笑)。
いや、これ、やってる最中は、会場の全員が楽しんでやってたような気がしたんですが・・・渋々やってた奴もいたみたいね。
それと、ヒムロックのMCについて。
いや、音響に不具合でもあったのか、正直、氷室の言葉、あまり聞き取れませんでした。「Hello、東京ドーム! 今日はおまえらが主役だぜ~!」も、後半の言葉がなにいってんのかわからんかったのが、後日、「NEWS ZERO」を見てようやく把握できたくらい(笑)。
まあ、それはそうと、印象に残ってんのが、この3つ――
まず、氷室がキーボード(&サックス)の大島のことを「ルパンに出てくる石川五右衛門みたいだよね。『またつまらぬものを斬ってしまった』とか言い出しそうで」なんていってたのが(笑)。ヒムロックも、かつてはアニメ見てたのね。
で、お次は、「ホントはオレのほうがみんなに元気をあげる趣旨だったのに、オレのほうがみんなから元気もらっちゃったな」――これは2日目の言葉だったんですが、たしかにヒムロックもバンドメンバーも、1日目より楽しそうでした。
とくにホンキーのときなんか、もしかしたら、ステージ上のほぼ全員が跳ねてたんじゃないかな? ドラムの永井さんは、跳ねようがありませんが(笑)。
まあ、3つ目は“16”のときのMCなんですが・・・これは後述します。

で、再び曲やステージング、プレイぶりをメインとした話題に戻します。
「BEAT SWEET」のキーボードアレンジはカッコいいやね。原曲にはなかったしね。
イメダンとホンキーは、客煽りすぎ(笑)。いつまで歌わせんだよ。もう、喉がいてぇいてぇ(笑)。
で、今回最大のサプライズであろう“16”。
これ、シングル(ホンキー・トンキー・クレイジー)のカップリングでね。オリジナルアルバムには入ってないんですよ。解散後1年してリリースされたシングルコレクションのみの収録。
ってか、ライブでもやってなかっただろ? ソロでは一度もやってなかったと思うし、BOφWY時代もほとんどやんなかったのでは? 作詞はもちろん、作曲も氷室だから、ソロでやっててもよさそうなもんではあるんですが。
で、これは2日目だったと思うんですが、プレイ前に、





「この曲は二十歳のころ書いたんだけど、いまじゃ、16(SIXTEEN)より60(SIXTY)に近くなっちゃって・・・」



なんて、ヒムロックがかましてくれてね(笑)。これ、笑ったなぁ。
50になってもカッコいいヒムロックは、ジョークも小粋です(笑)。

そんなこんなで、総括に入ろうかと。
とりあえず、“16”、ホンキー、「BAD  FEELING」辺りがサプライズといえるかな? それ以外はBVH以来、プレイしてくれてましたからね。
これら(サプライズもそれ以外もね)ももちろん、うれしかったし、めちゃめちゃ楽しかった。たださ、正直、こういった曲を期待しちゃってたんだが・・・

黒のラプソディ
唇にジェラシー
わがままジュリエット
ミス・ミステリー・レディ(Miss Mystery Lady)
DON’T ASK ME
NOISE LIMMITER
LIAR GIRL
GIGOLO & GIGOLET
PSYCHOPATH
CELLULOID DOLL
FANTASTIC STORY
CLOUDY HEART


「LIAR GIRL」「GIGOLO & GIGOLET」以外は、すべて氷室作曲作品。
いや、今回は氷室曲も結構やってくれると勝手に期待してたんですが・・・結局、「ハイウェイ」「“16”」の2曲だけでしたもんね。
「LIAR GIRL」「GIGOLO & GIGOLET」はね・・・私にとって、BOφWY原体験のアルバムは「PSYCHOPATH」で、これらはその収録曲でしたので。同じく「PSYCHOPATH」収録の「RENDEZ-VOUS」や「PLASTIC BOMB」があれだけ盛り上がったこともあってね。
それと、これらも「PSYCHOPATH」収録曲なんですが、「PSYCHOPATH」「CELLULOID DOLL」「FANTASTIC STORY」はぜひとも聴きたかった・・・まあ、実現性が低いのはわかってたけどさ(笑)。
ってか、「CELLULOID DOLL」「FANTASTIC STORY」は、BOφWY時代も(ライブでは)やんなかったようですが。
で、こちらはソロでも何度かやってる「わがままジュリエット」と「CLOUDY HEART」(両方ともB0φWYのverね)。
そのくせ、オレはこの2曲に縁がないのか、一度もライブでは聴いたことなく(※)、今回も・・・。聴きたいんだけどなぁ・・・。
あと、これはソロ曲なんだけど、「IF YOU WANT」は生演奏ではやらず。
元々、「NEWS ZERO」のエンディング曲をオファーされ、それを受けてヒムロックが書いた曲なんですが、震災があり、被災者、被災地への慰問の意味も込めた歌詞に書き替えたという経緯(いきさつ)がありましてね。
ですんで、「あるいは、イレギュラー的に、この曲だけはプレイするかも・・・?」なんて、ちょっと期待してたんですが、「NEWS ZERO」で流れた映像と音を巨大モニターで流しただけでした。

まあ、それでも、なんだかんだで楽しめましたけどね。
最初は「大カラオケ大会になる」なんて思ってたのが(前回の横浜アリーナでの『DREAMIN’』が、まさにそんな状態だったんで)、思ってたより全然、氷室の声が聞こえてたしね。
BVH以来、7年ぶりの「氷室が歌うBOφWYナンバー」でしたからね。やはり貴重な体験だったと思います。そして、その場に立ち会えた喜びをずっと心に留めていきたいと思います。

それにしても、「ジュリエット」と「CLOUDY HEART」(※)くらいは・・・(くどいって?/笑)。

ここからは完全新規記事というか、「あとがき」みたいなものです。
についてはね、「ジュリエット」も「CLOUDY HEART」も、後のライブで体験できたと記憶しています。
それと、「Miss Mystery Lady」は、これも後にやってくれましたね。「LAST GIGS」で。
当日は「ON MY BEAT」も、盛り上がってた気がしてます。これも会場全体が大熱唱でしたよね(笑)。
「“16”」も、イントロの時点でどよめきが起きましたよね(笑)。このライブがほぼ初出だったと思うんで。

そんなわけで、ライブ・レポの再UPでした。

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