予言
2008-11-18 | 映画
実家からの帰り道
立ち寄った電話ボックスで
幼い娘・奈々の死を報じる
新聞記事を発見した大学講師の里見
その直後
彼の目前で
奈々の乗る車に大型トラックが衝突した
それから3年
娘を失ったショックから立ち直れず
妻・綾香とも離婚
すさんだ生活を送る里見の前に
再び‘新聞’が届いた
そこには
彼が勤務する高校の教え子
沙百合の死が報じられていた
やがて
沙百合が記事通り
通り魔に殺されてしまう
新聞は
これから起こる事件や事故を予告するものらしい
里見は
娘の事故以来
大学に残り
新聞の謎を追っていた綾香と協力し
事の真相を突き止めるべく
彼と同じように
恐怖新聞に取り憑かれた人々の調査を開始する
だが
そのいずれもが壮絶な死を迎えていた
予言を書き続け予言と共に滅びた少年
予告された未来を変更した為
黒い影となって消えた鬼形老人
そんな中
里見のもとに綾香の死を予告する新聞が届く
無我夢中で綾香を助ける里見
しかし
未来を変えてしまった以上
彼もまた鬼形と同じ運命を辿るのか?
だが
彼はどうせ死ぬ運命ならばと
時間と空間を飛び越えて事故のあった夜へと向かうと
自ら犠牲となり奈々を助け出すのであった
ところが
その奈々のもとに新たな新聞が届けられる…
し~んと静まり返った一直線の車道
路肩には
子供一人を車中に抱いた自家用車
そこへ
突然大型ダンプが突っ込んで来る
爆音・自家用車の炎上
衝突シーンもビクッ!としましたが
それ以上に
現場中継されているカメラの前に
突如現れて
記者の腕を掴み
新聞見なかったか
その辺に落ちているハズなんだ
書いてあったんだよ
事故が起きる前に事故の事が記事になってたんだよ…
と口走る
三上博演じる里見…
充分
キモ(気持ち悪く)&怖かったです
本人の意思に関係なく
他人の凄惨な末路がノンストップで
思考に流れ込んでくる…
いやはやごめん被りたい能力でござんす
ましてや
‘恐怖新聞’に記載されている情報を
傍受出きるようになってしまった
人間は
予言を書き続け衰弱死?
予告された未来を変更した為に
黒い影となって消える!?
こういう場合
選ばれるには
それなりの理由と言うのがある訳で
ない場合はそれなりに
どうにか現実と折り合いをつける訳です
選ばれし者が
結構うじゃうじゃ登場してくると
神様からの啓示みたいなモノがないと
その先にある未来の変革の為とか
意義がないと
こちらとしては納得いかない訳です
後味が非常に悪い訳です
ですが
この映画に登場した
メッセージの受け取り人には
折り合いもあったもんじゃない
その上
まったくメリットがにゃい…
究極の
ありがた迷惑な話です
で
三上博演ずる里見パパは
と言いますれば
事故の後から
時間と空間を飛び越える能力を得とくてまして
父親の権利を復権すべく
過去にタイムトリップし
自らの命と引き換えに
愛娘・奈々を救う!
と思ったら
あ~た
奈々のもとに新たな新聞が届けられて…
こともあろうに
そのまま
エンドロール
里見パパの
高尚な自己犠牲愛で結ばれるハズが
悲しいかな
単なる自己満足で
終わってしまうのでありました
救いようのない映画
それが
「予言」なのであります
不条理~
立ち寄った電話ボックスで
幼い娘・奈々の死を報じる
新聞記事を発見した大学講師の里見
その直後
彼の目前で
奈々の乗る車に大型トラックが衝突した
それから3年
娘を失ったショックから立ち直れず
妻・綾香とも離婚
すさんだ生活を送る里見の前に
再び‘新聞’が届いた
そこには
彼が勤務する高校の教え子
沙百合の死が報じられていた
やがて
沙百合が記事通り
通り魔に殺されてしまう
新聞は
これから起こる事件や事故を予告するものらしい
里見は
娘の事故以来
大学に残り
新聞の謎を追っていた綾香と協力し
事の真相を突き止めるべく
彼と同じように
恐怖新聞に取り憑かれた人々の調査を開始する
だが
そのいずれもが壮絶な死を迎えていた
予言を書き続け予言と共に滅びた少年
予告された未来を変更した為
黒い影となって消えた鬼形老人
そんな中
里見のもとに綾香の死を予告する新聞が届く
無我夢中で綾香を助ける里見
しかし
未来を変えてしまった以上
彼もまた鬼形と同じ運命を辿るのか?
だが
彼はどうせ死ぬ運命ならばと
時間と空間を飛び越えて事故のあった夜へと向かうと
自ら犠牲となり奈々を助け出すのであった
ところが
その奈々のもとに新たな新聞が届けられる…
し~んと静まり返った一直線の車道
路肩には
子供一人を車中に抱いた自家用車
そこへ
突然大型ダンプが突っ込んで来る
爆音・自家用車の炎上
衝突シーンもビクッ!としましたが
それ以上に
現場中継されているカメラの前に
突如現れて
記者の腕を掴み
新聞見なかったか
その辺に落ちているハズなんだ
書いてあったんだよ
事故が起きる前に事故の事が記事になってたんだよ…
と口走る
三上博演じる里見…
充分
キモ(気持ち悪く)&怖かったです
本人の意思に関係なく
他人の凄惨な末路がノンストップで
思考に流れ込んでくる…
いやはやごめん被りたい能力でござんす
ましてや
‘恐怖新聞’に記載されている情報を
傍受出きるようになってしまった
人間は
予言を書き続け衰弱死?
予告された未来を変更した為に
黒い影となって消える!?
こういう場合
選ばれるには
それなりの理由と言うのがある訳で
ない場合はそれなりに
どうにか現実と折り合いをつける訳です
選ばれし者が
結構うじゃうじゃ登場してくると
神様からの啓示みたいなモノがないと
その先にある未来の変革の為とか
意義がないと
こちらとしては納得いかない訳です
後味が非常に悪い訳です
ですが
この映画に登場した
メッセージの受け取り人には
折り合いもあったもんじゃない
その上
まったくメリットがにゃい…
究極の
ありがた迷惑な話です
で
三上博演ずる里見パパは
と言いますれば
事故の後から
時間と空間を飛び越える能力を得とくてまして
父親の権利を復権すべく
過去にタイムトリップし
自らの命と引き換えに
愛娘・奈々を救う!
と思ったら
あ~た
奈々のもとに新たな新聞が届けられて…
こともあろうに
そのまま
エンドロール
里見パパの
高尚な自己犠牲愛で結ばれるハズが
悲しいかな
単なる自己満足で
終わってしまうのでありました
救いようのない映画
それが
「予言」なのであります
不条理~