時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

オペラ「Welcome to the Voice」

2008-11-25 | 舞台/役者
今年の夏でしたか
友人が
「Sting Sting」
と余りに連呼するので
スィング好きだし
まっいいか~
と購入いていたチケットの公演が
24日(昨日)でした

ストーリーを事前に確認しようと
インターネットで検索したら


驚いてしまいました
‘スティング’本人が出演すると言うではありませんか…

てっきり
スティングの曲を使った
ミュージカルだとばかり思っていたものですから
いやはやお恥ずかしい



          
     解説/ストーリー/配役

オペラなんですよ
これが…

苦手なんだ
これが…

特にソプラノ…
キンキン声が
頭にキンキン響いて
‘うるさ~い’とかって思ってしまうのさ

スティングは
まんまスティング

歌声聴いて
『あ~生スティングだ
とかなりご機嫌なσ(^^;)
ソロ部は充分堪能させて貰いました

出来れば
持ち歌ってくれた方が
嬉しかったりして(笑)



私的に
いただけないのは
デュエットと
声楽をしっかり学んだオペラ歌手のソロ部

オペラ歌手と他の歌手(男性陣)は
発声方法がかなり違うと思うのです
当然
声の質感・伸び・歌い方が違ってくる

ロバート・ワイアットとのデュエットは
全然違和感なくて聴き入ったけど

スティングの持つ声の質感や伸びが
オペラ歌手のそれと混じると
どうしても違和感が…

あとは
オペラ歌手の歌聴いていても
キンキン鳴り響くだけで
歌詞が全然聞き取れない!

それに
フランス語で歌う人もいて
英語とフランス語が頭の中で
絡み合って支離滅裂

スティングが英語で歌って
オペラ歌手がフランス語で
一緒に歌った時なんで
頭ん中滅茶苦茶でした



当たり前と言えば
当たり前なんだけど
面白いな~
と思ったのは

ディオニソス役のスティング
ディオニソスの友人役のロバート・ワイアット
そして
警察署長役のエルヴィス・コステロ
この3人が歌っている時は
舞台が
音楽ミュージカルっぽい雰囲気なんだけど

バーバラ・ボニー(オペラ歌手役)
サラ・フルゴーニ(カルメンの亡霊役)
ナタリー・マンフリーノ(蝶々夫人の亡霊役)
アマンダ・ルークロフト(ノルマの亡霊)
が歌いだすと
突然
舞台がオペラ色になるの…



この異色コラボが
目玉だったんだろろうけど

‘千差万別’‘十人十色’

残念ながら私には向かないコラボのようでした

鉄鋼所や
オペラの亡霊が登場する場面での背景に
映像を取り入れてたり

鉄鋼作業の場面で
実際の機具を使って
リアル感を出したりと

オペラは
殆ど見たことがないので
ハッキリとは申せませんが
多分画期的な試みなのでは?



それと今回はですね~

席の近くの人が
舞台が始まっているのに
ヒソヒソ話をする人達が多かったのです

周囲の人が「シーッ」って言っても
暫くするとまた始まる

これがひと組だけじゃないから
ヒソヒソ声と「シーッ」が
頻繁に繰り返され

留めは
携帯の音楽…
何故だか
止めないんだこれが
永遠と鳴ってたんだ…

これには周囲の人間は
一様に失笑
呆れました

自分の席が気に入らないと
空いてる席に舞台の最中でも
移動する人とかいて…

でも
席の移動は
結構普通にやってるんだよね~

今年の舞台観劇は
これが最後でした

来年早々2本入ってるけど
どうですかね~