あきない世傳金と銀6～本流篇～

大坂天満の呉服商「五鈴屋」は
天災や大不況など
度重なる危機を乗り越え
江戸進出に向け
慎重に準備を進めていた
その最中
六代目店主・智蔵が
病に倒れてしまう

女房の幸は
智蔵との約束を果たすべく
立ち上がった
「女名前禁止」の掟のもと
幸は
如何にして
五鈴屋の暖簾を守り抜くのか
果たして
商習慣も
ひとの気質もまるで違う江戸で
「買うての幸い、売っての幸せ」を根付かせたい
との願いは
叶えられるのか
新たな展開と共に
商いの本流に迫る

大人気シリーズ待望の第6弾！



六代目・智蔵さんも
あっけなく
躊躇することなく
物語から消えてしまわれました
長男・徳兵衛
次男・惣次
末男・智蔵
三兄弟に嫁ぎ
智蔵との間に授かった
娘まで早世させてしまうのは
あまりにも
惨いと思うのです

波乱万丈も
度が過ぎると
疲れる
引く

それでも
負けない幸の
ず太さと申しますか
芯の強さと
行動力・機転の早さ
正確で冷静な判断力
知恵と勇気で
難儀に挑むその姿勢
頭がさがる

大坂で女主を名乗れない以上
早い段階で
物語のメインが
大坂から江戸に移るとは
思っていましたが
本当に
早かった

江戸で
どんな旋風を起こすのか
如何にして
江戸商人の信用を築き
江戸庶民の心をつかむのか
いずれは
日本橋のど真ん中で
暖簾を掲げるんだろうなぁ～
となると
大坂の五鈴屋本店と
高島店は
どうなるんだろう

誰かに嫁ぐことはなく
商人として
最終的に
頂点を極める的な感じで
終わるんだろうなぁ～