時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

ICO -霧の城- (下) 126

2010-12-07 | 読書
断崖絶壁に建つ夢の城にやってきたイコは
鳥篭に囚われた一人の少女と出会う

君は誰?
どうしてここにいるの?

少女の名はヨルダ
彼女いったい誰!?

なぜ霧の城は
‘ニエ’を求めるのか
古のしきたりと
ヨルダの真実とは!?

彼女に触れると見える
不思議な幻覚
二人が手を取り合ったとき
この城で起きた
悲しい事件の幻が現れ始める

ここにいちゃいけない
一緒にこの城を出よう!
二人ならきっと大丈夫

イコは
ヨルダを連れて
霧の城から脱出出来るのか
そして再び
村へ帰れるのか…


疲れた…

エピローグも
何だか救われないね~

何だか
哲学的な雰囲気の作品でした

生きるべきか死ぬべきか
シェークスピアのハムレットじゃないけれど

イコもヨルダは
常に何かしらの岐路に立たされていて
始終
迷い悩んでおります
しかも
選んだ道が
果たして正解だったのかも判らない

明確(明瞭?)な達成感がなくて
すべては霧の中…
暗中模索するにも
限界があります!


あのエピソードの結びでしょ…
悶々とした気持ちだけが残った感じです
気分が滅入る

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