ジョニー・デップなら、自身がヤバイ系の役ってのも なかなか似合うわけですが、意外に警察官の役も多いんですね。さて、ホラーといっても 戦慄が走るといった感じではないのですが...‘殺人鬼系’‘ゴシックホラー’‘オカルト系’の三本です。んぐっぐっぐ
『フロム・ヘル』(DVD 7/27)
原題:From Hell
制作国:アメリカ(2001年)
監督:ヒューズ・ブラザーズ
(双子の アレン & アルバート・ヒューズ)
原作:アラン・ムーア
出演:ジョニー・デップ(Fred Abberline)
ヘザー・グラハム(Mary Kelly)
イアン・ホルム(Sir William Gull)
ジェイソン・フレミング(Netley)
ロビー・コルトレーン(Peter Godley)
レスリー・シャープ(Kate Eddowes)
スーザン・リンチ(Liz Stride)
テレンス・ハーベイ(Ben Kidney)
切り裂きジャックの実話をモチーフに、大胆に翻案したフィクションです。
ジョニー・デップが、妻に先立たれ阿片に溺れながらも 予知夢をヒントに捜査を進める 切れ者の警部を好演しています。図体のデカイ部下ネットリー...いい人だよね。
近代文明の夜明けの空気を感じさせる 蒸気機関車、医術の発展、そしてフリーメイソン。。。ジョン・メリックも登場します。しかし、この時代のロンドンには 住みたくない! 空気は悪いし湿気は多いし。。。
ヘザー・グラハム演じる赤毛の娼婦...
こんな、きれいな娼婦はいないよね。きれいだなぁ...。
近代科学 vs 呪術...?
『スリーピー・ホロウ』
原題:Sleepy Hollow
制作国:アメリカ(1999年)
監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ
クリスティーナ・リッチ
キャスパー・ヴァン・ディーン
ミランダ・リチャードソン
クリストファー・ウォーケン
マイケル・ガンボン
時は、1799年 ニューヨーク市警の下級捜査官イカボッド・クレーンは、捜査さえせずいい加減な逮捕と自白の強要をを繰り返す現状に耐えかねて科学的な捜査を提言するも、自分が辺境の地にとばされることになってしまいます。彼が自慢の七つ道具を手に乗り込むことになったのは、連続首切り殺人が発生している オランダ移民の小さな村スリーピー・ホロウ...。
好きだなぁティム・バートン ワールド☆ 首が飛びまくっても 血しぶきが飛びまくっても グロテスクになり過ぎず ファンタジックな空気が漂います。『耳に残るのは君の歌声』のクリスティーナ・リッチが、ちょっぴり人間離れした雰囲気を醸していて実に効果的。幻想的で彩度を押さえた 不安をかき立てる映像に 血の赤が映えます。おんな子どもを楯にしちゃったり 何度も気絶するイカボットには 笑っちゃいました。ところで、結果的には 犯人逮捕に至らなかったわけだけど ニューヨークに戻っちゃって大丈夫だったのかな...。
蛇足ですが、時代設定が1799年なのに あと数ヶ月で19世紀っていうのは ちょっと勘違いしちゃったのでしょうね。ラストシーンでも「新世紀に 間に合った」っていうセリフがあるんだけど、19世紀って1801年からでしょ? 1999年という20世紀末制作の映画にしては うっかりしましたね (^_-)
ティム・バートン作品ということで、ついに殿を‘祭’に誘い込む☆
「どうだった? ジョニデ...」「ん?...いいんじゃない?」
ふ~~~ん...ヨシヨシ
今後も注目の ティム・バートン × ジョニー・デップ お奨めです。
あ! しまった!! 特典映像 観るの忘れて返しちゃった...。
『ナインスゲート』(DVD 8/1)
原題 : The Ninth Gate
製作国 : スペイン / フランス(1999年)
監督:ロマン・ポランスキー
原作:アルトゥーロ・ペレス・レベルテ
出演: ジョニー・デップ(ディーン・コルソ)
フランク・ランジェラ(バルカン)
レナ・オリン(リアナ・テルファー)
エマニュエル・セニエ(謎の女)
バーバラ・ジェフォード(ケスラー男爵夫人)
ジェームズ・ルッソ(古書店主バーニー)
ジャック・テイラー(ヴィクター・ファルガス)
ホセ・ロペス・ロデーロ
(パブロとペドロのセニサ兄弟/2人の作業人)
トニー・アモニ(リアナのボディガード)
ウィリー・ホルト(アンドリュー・テルファー)
ニューヨーク。腕利きの稀覯書発掘人である本の探偵ディーン・コルソ(ジョニー・デップ)は、悪魔の研究家としても名高い収集家ボリス・バルカン(フランク・ランジェラ)の依頼を受け、1666年発表の悪魔祈祷書『影の王国への九つの扉』を探すことに。世界に3冊しか現存しないというこの本の1冊を入手したバルカンは、コルソに残る2冊を見つけて真贋を鑑定してほしいという...
社会派の映画を思わせる幕開きですが、物語の進行と共に B級っぽいいかがわしさも漂ってきます。謎を抱えて旅をする辺り なんとなく『ダ・ヴィンチ・コード』を彷彿としますが、『ナインスゲート』の方が登場人物に感情移入しやすく 観ている側に考えるゆとりもある分、じっくり楽しめる様な気がします。決して壮大な話というわけではありませんが...。
惜しむらくは、ビジネスとして依頼を受けたはずのコルソが 次第に悪魔の書に魅了されていく感じ...終盤に掛けて もっと心理描写があっても良かったのではないかと思うのです。そうすれば、あのラストシーンが もっと効果的で意味深いものになったのに...。
ポランスキー監督は、「ジョニー・デップには、魅力的な笑顔と 誰からも好かれる茶目っ気があるから」と、本を読むだに この役はジョニデで行きたいと 考えていたというのですが...クスリとも笑わないんですョ、この役。
どうやら、ジョニー・デップの役に対する解釈が 監督の当初のイメージを越えてしまったらしく「ジョニー・デップが セリフを言うたびに、それこそが正解だと思った」と語っていました。
それにしても、『スリーピー・ホロウ』と同じ年に撮られた作品とは 思えません。作品毎に顔の相が ガラッと変わるんですよ...ジョニー・デップ!! まぁ、幾つかのパターンに分類できるのではあるけれど、年齢も性格も 全然違って見えるから凄い!!! 「映像を観て 制作順に並べよ」なんて出題があっても 覚えてなきゃ絶対無理☆
これ、実話ですって☆
『フェイク』(VHS 7/31)
制作国:アメリカ(1997年)
監督:マイク・ニューウェル (英)
原作:ジョセフ・D・ピストーネ
脚本:ポール・アタナシオ
出演:ジョニー・デップ
アル・パチーノ
マイケル・マドセン
「数多くのマフィアを摘発したFBI潜入捜査官、ジョゼフ(ジョー)・ピストーネの捜査の全貌を描いた実話」を イギリス人監督 マイク・ニューウェルが描きます。
ドニー・ブラスコという偽名で街に潜り込んだジョー(ジョニー・デップ)は、ある日レフティ(アル・パチーノ)という老構成員に接近。レフティの信用を得たジョーは、潜入捜査の実績を上げつつ 着実にマフィアの中枢へと登り詰め...
もう、物語の発端から「こんなの 情が移っちゃうに決まってんジャン」です。
潜入捜査は順調なるも、ほったらかされっ放しの家族からはスポイルされちゃうし...精神的にもギリギリの状態ながらも 抜けるに抜け出せず、ましてや 後ろ盾になってくれたレフティに危機が及ぶ様なことは出来やしない。せめて足を洗わせることが出来たら...との願いも虚しく...。
中盤辺りから、いったい どういう終わり方をするのか ハラハラドキドキ...
しちゃったぜぃ(▼_▼)
ジョニー・デップの表情は 語り過ぎるほど語るし、夢をもう一度というアル・パチーノの落ちぶれた様は 哀愁を誘うし、骨太な 男の友情と葛藤のドラマです。ところで、ジョニデのパパ役って 珍しいよね?
これ、ひょっとしたら 以前TVで チラッと見たことがあるかも知れません。デジャヴ...かな?
原作はジョゼフ・ピストーネ本人が、リチャード・ウーリーと共同で執筆した回想録...『フェイク/マフィアをはめた男』(集英社文庫)
『フロム・ヘル』(DVD 7/27)
原題:From Hell
制作国:アメリカ(2001年)
監督:ヒューズ・ブラザーズ
(双子の アレン & アルバート・ヒューズ)
原作:アラン・ムーア
出演:ジョニー・デップ(Fred Abberline)
ヘザー・グラハム(Mary Kelly)
イアン・ホルム(Sir William Gull)
ジェイソン・フレミング(Netley)
ロビー・コルトレーン(Peter Godley)
レスリー・シャープ(Kate Eddowes)
スーザン・リンチ(Liz Stride)
テレンス・ハーベイ(Ben Kidney)
切り裂きジャックの実話をモチーフに、大胆に翻案したフィクションです。
ジョニー・デップが、妻に先立たれ阿片に溺れながらも 予知夢をヒントに捜査を進める 切れ者の警部を好演しています。図体のデカイ部下ネットリー...いい人だよね。
近代文明の夜明けの空気を感じさせる 蒸気機関車、医術の発展、そしてフリーメイソン。。。ジョン・メリックも登場します。しかし、この時代のロンドンには 住みたくない! 空気は悪いし湿気は多いし。。。
ヘザー・グラハム演じる赤毛の娼婦...
こんな、きれいな娼婦はいないよね。きれいだなぁ...。
近代科学 vs 呪術...?
『スリーピー・ホロウ』
原題:Sleepy Hollow
制作国:アメリカ(1999年)
監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ
クリスティーナ・リッチ
キャスパー・ヴァン・ディーン
ミランダ・リチャードソン
クリストファー・ウォーケン
マイケル・ガンボン
時は、1799年 ニューヨーク市警の下級捜査官イカボッド・クレーンは、捜査さえせずいい加減な逮捕と自白の強要をを繰り返す現状に耐えかねて科学的な捜査を提言するも、自分が辺境の地にとばされることになってしまいます。彼が自慢の七つ道具を手に乗り込むことになったのは、連続首切り殺人が発生している オランダ移民の小さな村スリーピー・ホロウ...。
好きだなぁティム・バートン ワールド☆ 首が飛びまくっても 血しぶきが飛びまくっても グロテスクになり過ぎず ファンタジックな空気が漂います。『耳に残るのは君の歌声』のクリスティーナ・リッチが、ちょっぴり人間離れした雰囲気を醸していて実に効果的。幻想的で彩度を押さえた 不安をかき立てる映像に 血の赤が映えます。おんな子どもを楯にしちゃったり 何度も気絶するイカボットには 笑っちゃいました。ところで、結果的には 犯人逮捕に至らなかったわけだけど ニューヨークに戻っちゃって大丈夫だったのかな...。
蛇足ですが、時代設定が1799年なのに あと数ヶ月で19世紀っていうのは ちょっと勘違いしちゃったのでしょうね。ラストシーンでも「新世紀に 間に合った」っていうセリフがあるんだけど、19世紀って1801年からでしょ? 1999年という20世紀末制作の映画にしては うっかりしましたね (^_-)
ティム・バートン作品ということで、ついに殿を‘祭’に誘い込む☆
「どうだった? ジョニデ...」「ん?...いいんじゃない?」
ふ~~~ん...ヨシヨシ
今後も注目の ティム・バートン × ジョニー・デップ お奨めです。
あ! しまった!! 特典映像 観るの忘れて返しちゃった...。
『ナインスゲート』(DVD 8/1)
原題 : The Ninth Gate
製作国 : スペイン / フランス(1999年)
監督:ロマン・ポランスキー
原作:アルトゥーロ・ペレス・レベルテ
出演: ジョニー・デップ(ディーン・コルソ)
フランク・ランジェラ(バルカン)
レナ・オリン(リアナ・テルファー)
エマニュエル・セニエ(謎の女)
バーバラ・ジェフォード(ケスラー男爵夫人)
ジェームズ・ルッソ(古書店主バーニー)
ジャック・テイラー(ヴィクター・ファルガス)
ホセ・ロペス・ロデーロ
(パブロとペドロのセニサ兄弟/2人の作業人)
トニー・アモニ(リアナのボディガード)
ウィリー・ホルト(アンドリュー・テルファー)
ニューヨーク。腕利きの稀覯書発掘人である本の探偵ディーン・コルソ(ジョニー・デップ)は、悪魔の研究家としても名高い収集家ボリス・バルカン(フランク・ランジェラ)の依頼を受け、1666年発表の悪魔祈祷書『影の王国への九つの扉』を探すことに。世界に3冊しか現存しないというこの本の1冊を入手したバルカンは、コルソに残る2冊を見つけて真贋を鑑定してほしいという...
社会派の映画を思わせる幕開きですが、物語の進行と共に B級っぽいいかがわしさも漂ってきます。謎を抱えて旅をする辺り なんとなく『ダ・ヴィンチ・コード』を彷彿としますが、『ナインスゲート』の方が登場人物に感情移入しやすく 観ている側に考えるゆとりもある分、じっくり楽しめる様な気がします。決して壮大な話というわけではありませんが...。
惜しむらくは、ビジネスとして依頼を受けたはずのコルソが 次第に悪魔の書に魅了されていく感じ...終盤に掛けて もっと心理描写があっても良かったのではないかと思うのです。そうすれば、あのラストシーンが もっと効果的で意味深いものになったのに...。
ポランスキー監督は、「ジョニー・デップには、魅力的な笑顔と 誰からも好かれる茶目っ気があるから」と、本を読むだに この役はジョニデで行きたいと 考えていたというのですが...クスリとも笑わないんですョ、この役。
どうやら、ジョニー・デップの役に対する解釈が 監督の当初のイメージを越えてしまったらしく「ジョニー・デップが セリフを言うたびに、それこそが正解だと思った」と語っていました。
それにしても、『スリーピー・ホロウ』と同じ年に撮られた作品とは 思えません。作品毎に顔の相が ガラッと変わるんですよ...ジョニー・デップ!! まぁ、幾つかのパターンに分類できるのではあるけれど、年齢も性格も 全然違って見えるから凄い!!! 「映像を観て 制作順に並べよ」なんて出題があっても 覚えてなきゃ絶対無理☆
これ、実話ですって☆
『フェイク』(VHS 7/31)
制作国:アメリカ(1997年)
監督:マイク・ニューウェル (英)
原作:ジョセフ・D・ピストーネ
脚本:ポール・アタナシオ
出演:ジョニー・デップ
アル・パチーノ
マイケル・マドセン
「数多くのマフィアを摘発したFBI潜入捜査官、ジョゼフ(ジョー)・ピストーネの捜査の全貌を描いた実話」を イギリス人監督 マイク・ニューウェルが描きます。
ドニー・ブラスコという偽名で街に潜り込んだジョー(ジョニー・デップ)は、ある日レフティ(アル・パチーノ)という老構成員に接近。レフティの信用を得たジョーは、潜入捜査の実績を上げつつ 着実にマフィアの中枢へと登り詰め...
もう、物語の発端から「こんなの 情が移っちゃうに決まってんジャン」です。
潜入捜査は順調なるも、ほったらかされっ放しの家族からはスポイルされちゃうし...精神的にもギリギリの状態ながらも 抜けるに抜け出せず、ましてや 後ろ盾になってくれたレフティに危機が及ぶ様なことは出来やしない。せめて足を洗わせることが出来たら...との願いも虚しく...。
中盤辺りから、いったい どういう終わり方をするのか ハラハラドキドキ...
しちゃったぜぃ(▼_▼)
ジョニー・デップの表情は 語り過ぎるほど語るし、夢をもう一度というアル・パチーノの落ちぶれた様は 哀愁を誘うし、骨太な 男の友情と葛藤のドラマです。ところで、ジョニデのパパ役って 珍しいよね?
これ、ひょっとしたら 以前TVで チラッと見たことがあるかも知れません。デジャヴ...かな?
原作はジョゼフ・ピストーネ本人が、リチャード・ウーリーと共同で執筆した回想録...『フェイク/マフィアをはめた男』(集英社文庫)