katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

エニシダについての1日と電話の応対

2008-05-20 23:18:55 | 世界遺産をみんなでつくろ!
今日やりたい事はエニシダを調べたい・・・・そこでまずはネットで情報収集。
黄色い花だ・・・と言う事以外、何も知らないに近い・・・

判った事は、良く見るとランにも思える形。白、黄色、それとベニが入っているモノ、
意外と種類は少なそう。花言葉や、マメ科だとか、もっと具体的なら、去年の今頃

江戸川区臨海公園で咲いていたとか、江東区の木場公園に数週間前に咲いていたとか
いずれにせよ、かなり状況は生で見るには悪い・・・・

そんな時に、数ヶ月前に住宅展示場でのお教室の問い合わせがあって、立ち消えになった
会社から連絡が入る。夏に親子教室を開催したいと正式な依頼。

そこでお受けする事になる。意外とあっさり話が決まると、少ない講師料金ですみません
と言われる。当然、建築屋さんなので職人の手間が一体いくらなのか?もお解かり。

その金額は交通費込みで浦安市と同等額。別に何ら問題はありません。
材料費も持ち出しになるような事は無い。

こんなやりとりをして下さるのだから、相当ネットで俺の状況をご理解して下さっている

そんな後に、成田のカルチャ-から今回の中止の連絡が入る。まっそうだろうな。
それでも店長さんが良心的で色々と心遣いして頂き、次の展開についてお話があった。

それと、地元市川の方から、お教室のお話を頂いている・・・と言う。
その話はこちらは恐縮する。手数料などを仕事の糧としているカルチャ-さんに、

手数料の入らない話を対応して頂いている訳で・・・そこでこちらに連絡して下さいと
先方にお伝え下さいと伝えて貰った。

その間もエニシダ探し・・・・・ホ-ムセンタ-回り・・・・
2件発見した。

そんな時にさっきの市川の方から連絡が入る。詳しい事を聞くと、講師料が5000円で
材料費が500円で中学生と言う・・・・

そこでこう言う話をした。材料費の追加が出来ないものかどうか?
相手は小学生じゃない。コ-スタ-では満足度を得る以前に、馬鹿にされる場合も

考えられる。本気でやるなら俺でも40分は掛かるから満足度と言うよりヘトヘトだが、
こんな大きさ・・・って態度でやると10分は掛からない。

しかも人によっては3時間は掛かるだろう・・・人数にもよるが、15人以上なら
俺1人では仕上げをするのに1時間は掛かるだろう・・・

そうなるとお手伝いが必要となるが、先方のお母さんでは無理。
そもそもお手伝いと言うのは、ヘタでは駄目なのだ。お手伝いとは戦力なのだから。

1度も経験値の無い場合、準備と後片付けの掃除・・・いわゆるロ-ディ。
勿論、それも立派な戦力だが、俺の要求しているのは指導者の戦力。

そんな説明をし、そちらも検討して頂いて・・・・・こちらも検討し明日返答する・・・と電話を切る。当然、やる前から材料費の赤字は決定的である・・・

それでもやらないと言ったつもりは無かったが、対応を聞いていたかぐやが対応が悪いと指摘する・・・

どこが?と聞くと、何と無く・・・と言う。そう感じたと・・・・
スイッチが入ってしまった・・・・抜くぞ・・・答えられなきゃ一緒に死ねと・・・

かぐやがそう感じた。これは感受性、それは構わん。けれどそれを説明、説得出来ない
では指導者として未熟過ぎる。それを教えている俺は更に未熟。

教えるとは、適切にアドバイスをし、その事によってドラマチックに変わる事が出来ないと、指導とは言えない。しかも指摘はするが、己の意見が曖昧とは・・・・

己の作品作りは感受性によって変化して行くのは、それが味にもなり得る。
心の移り変わりや、気分、何と無く・・曖昧なんて人間らしくて良いかも知れない。

しかしながら指導する立場の人間が一貫性が無く、根拠すら無いでは資格が無い。

実は朝、電気だ電話だと、その上駐車場の更新と支払い続きで残金が10万そこそこ
になってしまったのをかぐやは聞いていた・・・・

その上、きつい話を続け様に聞いた事によって、もし老婆心でモノを言ったのなら・・・
最低過ぎる。俺は対応の時、やらないとは一言も言っていない。

ここに何があるか?俺は前々から言ってあった。
訳あって作品依頼を10万円から・・・とした事で作品依頼は減るだろうと・・・

7.8月の教室でしのいだとしても、10月まで持てば良い所だろうと。
そんな中、嬉しい悲鳴って感じにひょんな事から、みんなで作れる権利まで取得した。

これによって寄付集めが必要以上に早まった。これは俺が動いた以外に結果は無い。
寄付についてはすべて俺が動いた結果。

勿論ロ-ディとしてかぐやも動いてはいるが・・・

当然俺はその時間は収入は無い訳で。6月を乗り切れるお金を残しギリギリまで寄付集め
しようと思ったが、もう限界になってしまった。

館林や取手は思ったよりかなりのダメ-ジになってしまった。
講師とは言うものの寄付集め、文化祭の段取り、これが今の俺の現状。

それもかぐやは生々しく見て来た。それによって冷静さを欠いたのは俺なのか?
かぐやなのか?今日1日、エニシダに時間を掛けていた姿を知っていても、

まだかぐやが正しいのなら、それを受け入れて一切の問い合わせをかぐやに任せる。
しかしながら、明日以降、頭を下げるような事があるのなら、一緒に死んでもらう。

シドさんの作品が始まる頃には、他の仕事を探す事にする。それはかぐやも死を意味する
俺が一時撤退という事は、指導どころか、次の復活まで一人で何もかもし、

気力を持ち続ける・・・そう言う事を意味する。

余力を残し、一旦撤退も辞さない。お金を貯めて立て直す。このままではモザイク1本で
続ける事は不可能である。

見ている方も地獄だが、やっている方はもっと地獄である。
見守る・・・時にそれはとても辛い事。

辞めるとは言っていない・・・一旦撤退・・・それも覚悟の夏になりそうだ・・・

そんな中、アトリエに帰ってよくよく判った。エニシダを作ると言う意味を・・・
エニシダとは? チュ-リップ、ひまわり、バラ、・・・とは違い、知らない人が多いと
思う・・・

つまりそれは、メジャ-では無い・・・そしてシルエットでは判断出来ない。
更につまり大事なのは形じゃなくて色と小ささなのだ。

例えば、メジャ-な花達は、10mの大きさに作っても、10cmの大きさで作っても
判って貰える独特な形である。

では、エニシダ。みんなはエニシダの絵を見ないで描けるだろうか?
つまり小花である事と、色しかあんまり理解されていないと思われる。

では小花について。藤、ミモザ、今回のエニシダのように沢山集まって・・・・良さが
引き立つような場合・・こんな事は無いだろうか?

黄色であるミモザとエニシダを作ったと過程する。違いをはっきり出す為には、
実物より大きめに作らないとならなくなる・・・するとどうだろう・・?

エニシダは大きくするとランにも見えてしまうのである・・・
これを判るようにするには、葉っぱの違いくらいしか無いのである・・・

こんなアバウトな状況下では作る前から、エニシダ風味にしかならない・・・・
ここまで追求してリアルには作れない・・・事に到達する。

ここまで来るのに1日費やした。しかもまだ続く。満開にするには一体何個切れば良いのか?風味にしかならないかも知れないモノを何個・・・・・

小麦については、比喩って形にして枠の中にデフォルメして同じ事の繰り返しをするアイデアに切り替えた。キウイの時のように。

バックは黄色のエニシダにして、男の人から渡されるエニシダは違う種類。
問題は数。バックの黄色は今までこの子と関わって来た人達を表現して行く。

そして渡される数は好きな男を表現するには1本になる。
今の所はそれがシンプルかな?と思われるんだけれど・・・・

この手が俺なら、残された家族の数となり3本。忘れないでね・・・って。

あくまでこれは理想だけれど、この作品は必ずタピオカさんの手元に無いと困る・・・
どこにも行かないで欲しい・・・あの子達が結婚してもこのモザイクを見る為には
タピオカさんの所に来てくれるように・・・ね。

そんな作品にしたい訳で・・・大まかだけれど構想は固まりつつある。

こんな1日を過ごせる。それに感謝している・・・そんな俺は本当に冷静では無いのだろうか? 









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