katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

班長教室と新作の穂竜

2015-12-29 07:37:41 | モザイク教室
今日は急きょ朝から班長教室・・・・実は先日のドタキャンは班長で、すっかり忘れていたらしく・・・・そんな事から今日となったのね。
ただ確かにここの所、遅刻だったり忘れたりって多いけれど、この仕上がり見ちゃうと・・・・まっ良いかって思っちゃうのね。

そもそも趣旨がkatsuの所に1ヶ月に1回来るってだけで、今の班長はモザイクが一番じゃなくて話がメインって感じなのね。
言い方は乱暴だけれどね。ただそう言う感じで見ると、進んでいるし、凄く上手くない?ついでって感じなのに・・・・。

そうね、もっと荒っぽい言い方なら、趣味以下・・・・でもね、それは姿勢だけであって、手は常に動いていて休んではいない。
しかし上手くなろうとかって言う意気込みも特に無く、必ず1ヶ月に1回どんな事があっても来る・・・・こんな感じ。

だけど気持ちとして、1ヶ月の中に1回モザイクを組み込もうとしても、予約をしてもついつい忘れちゃう・・・・って位の感じになのね・・・・。
こんなのは職人の世界なら、奴さん来るとやるんだけれど、酒吞むと来ないからなぁ・・・・って感じだから、良くある話。

でもね、これがモザイク上手くなりたい・・・・って事なら困るんだけれど、そもそもこんな趣旨では来ただけでOKでしょ?しかも、このグレード。
正直本当ならモザイクを本腰でやって貰いたいが、本腰じゃないのにこれだけ出来るのは・・・・。

もし1つあるとしたら・・・・それは完全に信頼関係。そもそも人として付き合いたい・・・・と言われているような関係では、相当良い関係を築いているでしょ?当然そうなると、もし指導の中で厳しい事があったり、否定なんて事に繋がる事があったとしても、簡単に受け入れて貰える。

しかも上っ面じゃなくて本気で。しかもこうして・・・・なんて言い方をする事は無いので、何個か選択出来るようにこんな方法もあるよね?って言う中からきちんと、こう思う・・・・と自分の考えを持って決める事が出来るようになった。

それが例え最善では無かったとしても、それじゃそのフォローを考えよう・・・・って言うやり方に十分に慣れた事。要するにモザイクが上手くなりたい・・・・って意気込みは全く無いのに・・・・って言うのは、やる気が無いんじゃなくて、気負わない・・・って意味になるんだろうね。

しかも信頼関係は十分あるし、自分で決めた事が失敗だったとしても、どうフォローすれば良いか?と向き合える。そもそも上手くても失敗は付き物なんだし、いかに立て直すか?が勉強なのだから・・・・って考え方を習いに来ているんだし・・・・って言わずと伝わっている。

そうね、そもそも自分で決めた浮世絵は使う色は単調だし、影なんてある訳無いし、下絵は描かなくて済むし、ただひたすら切る事に集中出来るし、あれこれ考えずに切る事に向き合える。それがドテラは常に縞々に1色ずつだったが、今は体に2色ときちんと進級している感じになっている。

つまりまとめると気負い無く、自分のペースで進み、必ず月に1回絶対にモザイクをする・・・・。これを習慣化しているのね。
それと考え方として、必ず失敗はする。だからいかにどう解決して折り合いを付けるか?の勉強・・・・って感じで来ているのね。

そんな感じでもここまで上手くなる。明らかにモノの考え方がしっかりして来た感じがある。何と無くは作っていないし、仮に自分で選んだ事なら、失敗してもへこたれないし、早く仕上げたい気持ちも一切無い。綺麗が一番って意思も固い。姿勢がしっかりしているからブレる事が無い。

しかも廻りが上手くなっている事も気が付いているし、けれどきちんといつも通り自分のペースでやっている。作り手がしっかりすれば、作品とは自分自身なのだから、腕の上手さの違いはあれど、必ずペースも結果も大きくは変わらない。

つまり先月の自分の仕上がりを目指せば良いだけ。それ以上を求めず、それ以下にはせず、そうすれば必ずその気持ちが安定感に繋がる。気持ちが変わらなければ、迷う事が少なくなるのだから日々の積み重ね。しかもオリジナルじゃないのだから考える事は少ないから切る事に専念出来る。

全てが結果に繋がって行く要素が多くなる。成功の確率は上がって行くのね。その結果がここまでの仕上がりなのだけれど、班長はそれよりもこのモノの考え方を会得する事で、モザイク以外の事にこれを使いたいのね・・・・だから、モザイクはついで。

全く同じような考えなのはくじらで、彼女はそれを俳句に生かそうと思っている訳で・・・・こちらとしても話術の力も必要となり、実に勉強になるのね・・・・。この2人にはモザイクはついでだからね。あはははは。

まっそんなこんなお教室も終わり、遅めの昼を食べ終わる頃に、電話が鳴ったんだけれど、見知らぬ番号・・・・ん?すると、先日電話した者ですが・・・あっ・・・・忘れてたぁ・・・・・今伺います。ってな事になる・・・・。

実は先日こんな話があったのね・・・・・地元の方らしいんだけれど、手持ちのタイルがいらなくなったので、ネットで調べたらここにたどり着き、もし良かったら貰ってくれないか?・・・・ってね。そこでお教室が無かったし、地元なんで今日伺います・・・・って言ったんだった・・・。

そんなこんなで1時間遅れで到着すると、2人の年配の女の人が荷台で運んでくれるのだけれど・・・・その量が半端無い。これなんですが・・・。
と見せて貰うと、ガラスタイル・・・・・それを積み込み、お礼って言う程の物じゃないですが・・・と来る前に買ったものを渡したのね。

そんな事からちょっと立ち話になり、するとどうやらその人も貰ったものらしいのだけれど、施設で何度か使ったらしいが、使い切れずに電話したって・・・・しかもその貰ったって話が、都心で10年前位に会社を辞めたらしく・・・・それで・・・・って。

ん・・・・俺にも以前そんな話があったんで、もしかしてカタカナの会社じゃ無かったですか?・・・・って聞いたものの、俺も度忘れしていて、こんな形でしか質問出来ず・・・・相手もどうだったかしら?・・・・って感じで、いずれにせよそのままアトリエに戻ったのね。

そこで整理すると・・・・あっ、やっぱりそうだわっ・・・・これ出所一緒。あの会社だわっ。あぁもしかしたら、この方が貰った担当の人、俺も知っているかも・・・って感じになったのね。しかも、どれもこれもガラスタイルばかり・・・・金額がその人よりも判るので、折り返し電話をした。

確認した所、やっぱり知っている会社でした・・・・と会社名を言うと、あっそうそうそうだったわっ・・・・って。それでなんですが、施設で使っていた・・・・って事を聞いたんで、よろしかったら無料でお教室を開かせては頂けませんか?

これは相当な額になるし、例え頂いたモノとは言え、余りにも恐縮するのモノなんで・・・・どうでしょうか?と持ち出すと、それでは検討させて頂きますとの事。いずれにせよ、来年に持ち越しとなった・・・・。

こう言う仕事をしていると、何度かこう言う事はあったが、同じ会社の品物をまたこうして手にする事になるとはね・・・・余程手広くやっていたのが判るのね・・・・しかも、辞める時に捨てたりしないでお得意さんやら何やらに送った事を考えると、何か残念である。

そう言う会社が1つでも多く残って欲しいのにね・・・・貰ったからには使う者が生かさないと・・・・全ては俺次第。

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