雨の日が続き梅雨入りかと思っていましたが、昨日は真っ青な空が広がりました。
夕方、雨で落ちた落ち葉を掃除しようと道路に出てみると、青空の下で咲き誇る真っ赤なザクロの花が目に入りました。
青を背景にすると赤い花は特に美しく見えるようです。
ザクロの原産地はイラン付近だそうで、そこから西へは地中海貿易でスペインまで広がり、東へはシルクロードを通じて中国、日本などへも広がったようです。
シルクロードのオアシスに生えるザクロの木は、毎日こんな青空の下で真っ赤な美しい花を咲かせているのでしょう。
私の庭のザクロもこんな青空に下で、「思えば遠くへきたものだ」と故郷イランを懐かしんでいるのかもしれません。
このザクロの花の色を「真っ赤」と表現していますが、独特の朱色です。古来から「ザクロ色」とも言われているようで、表現の難しい赤色ですね。
それにしても美しい花の色です。
植物の原産地をたどるのも面白いものですね。
美しい純白の花を咲かせる月下美人の原産地は、メキシコから中米の密林。
左が数日前に咲いた花。右には次の開花に備えるつぼみが3つぶら下がっています。
黄色いエレガントな花をいっぱい咲かせるビヨウヤナギは中国原産。
今、庭で咲き誇る花たちは世界のあちこちからやってきています。
花を通じて世界を知ることができるのもガーデニングの楽しみのひとつですね。
花が咲き過ぎて掃除がたいへんですが・・・。