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浴衣からワンピース 裁断図、型紙はこちら

2015-08-25 | 日記

このブログ、浴衣 ワンピースで検索される方が多いので、作り方です。

浴衣から作ったのはこれ。使うのは前後の身頃と衽だけ。袖は枕カバーにでもしてください。

作り方。

襟を外す。

袖を外す。

衽おくみを外す。

衽おくみはそれぞれを縦に二等分して裁断。

前身頃は身幅二枚を縫い合わせる。

後ろ身頃は背縫いを解かずそのまま利用。

型紙でもお分かりのようにワンピースの裾が広いので、身幅二枚分の両脇に衽おくみを足し、型紙を置いて裁断。

こんな感じで。

首、襟ぐりはバイアステープを作って始末。ポケットも適当に。ポケットはあった方が便利。

洋裁慣れた方なら二時間もあればできるのではないでしょうか。もう夏も終わりますが、とても涼しく過ごせました。

こちらは普通の木綿地で。2mあれば何とかできます。一見浴衣地だけど、模様つけが一方向なので、浴衣は縫えません。肩で接いだら、それはもう着物じゃないですもんね。ことほど左様に、着物の作り方、体に染みついているようです。


 

衽おくみって何・・・?

着物の前、衿下に付いた幅が半分の部分です。

夏になってこの記事を検索される方が多いので、タイトルを変更、記事も少し付け足しました。

今も上の写真の、紺色のワンピース着用。昨年までは近所の買い物はいちいち着かえていたけど、今年は麻の丈の長いブラウスを上から羽織って誤魔化しています。

歳とともに、いくらでも自堕落になる私。2016年7月21日 追記


 

番外 孫の甚平

上だけ出来て見せたら、喜んで着て、ズボンはそのまま。

あとで作りました。こんど来たら渡そう。電車大好き、お父さんも反応するはず。

生地屋さんで型紙貰ったら、これもまた肩で接いで、衽も身八ツ口もなし。身八ツ口ないと涼しくないので、着物風に替えました。

生地代は千円ちょっと、とは言え既製品買っても安いのにわざわざ作るのが楽しい。

今度は何を作りましょうか。

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「火花」 又吉直樹

2015-08-25 | 読書

先月、わが地元での花火大会。


今期、芥川賞受賞作。面白かったです。芥川賞というのは芸術性に走るあまり、ふだん純文学を読まない人には???な作品もあるけれど、これは素直に書いたものを素直に読めばよくて、お笑い界の裏側や芸人さんたちが何を考えているかがよく分かり、自分の世界が一つ広がったような気持ちいい読後感です。

しかしテレビというのは力があると改めて思う。著者を知っている気になるもん。いえいえ、隣の挨拶以外あまりしない人よりは親しみがわく。文学賞というのも、結局は業界の販促のためのイベントでもあるわけで、過去にも別な業界での有名人が受賞した例はある。

それに比べても、そん色ないと思う。

熱海の花火大会の日、イベントの舞台に立った漫才コンビスパークの徳永は、先輩コンビあほんだらの神谷に出会う。神谷は、笑いとは何か、漫才師とはどうあるべきかを徳永に語るが、実生活は女性の収入と借金で生活する破滅型の人間だった。二人の付き合いは着いたり離れたりしながら、十年以上も続くが、徳永はその間にそこそこ売れるようになり、街で声を掛けられることも増えた。

神谷は相変わらず、笑いについてストイックな立場を崩さず、現実には女性と別れ、また別の女性とくっつき、借金から逃れるために行方不明になり、やがて再び徳永の前に現れる。

ありえんやろ…という結末は本を読んでいただくとして、芸に掛ける人間の執念、悲しさ、人を笑わすための血のにじむような努力など、知らなかったことばかりだった。

笑うって、人間にしかないと思う。快、不快の表情は動物にもあるけれど、笑いは言葉で構築されたその人なりの世界観を思わぬ方向から突き崩すときに生まれる、意外性だと思う。

言葉で記憶されたものにゆさぶりをかける行為とでも言えばいいのだろうか。

人を笑わせるというのはひょっとしたら、文化的な営みの最上位に置くべきことなのかもしれない。

漫才師になりたいものはとてもたくさんいて、世の中に出られるのはごくわずか。ネタつくりにネタ合わせ、血のにじむような努力の果てに幸運な者だけが世に出られる。大変厳しい世界だと知った。


知人の息子さんがお笑い芸人を目指している、と聞いたのはだいぶ前。彼女はいるけど結婚はまだ。その様子がこの小説で想像できた。無事、望みは果たせたのでしょうか。

我が家の某息子も生まれつきのひょうきんもの、何でもネタにしてしまう。長じては大学の落研に入り、落語に漫才、ピン芸に南京玉すだれまで、授業料を無駄にすることなく芸能全般を修めたが、卒業後は就職した。

今でも面白い男だけど、この小説読んだら、お笑いは遊びでたしなむのもで充分だと思った。

人を笑わせ、自分も幸せに。お笑いの効能これに尽くるはなし。小説の神谷のようになったら本当に悲惨。でも笑いの神の取り付かれた狂気を生きざるを得ない人もいるわけで、その人世は切ない。

なかなかに深い小説でした。

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修道院を見学、モスクワに帰る

2015-08-25 | ロシア旅行

8/14午後、モスクワから70キロ離れたセルギエフポサードのトロイツエ・セルギエフ大聖堂を見学します。

こちら事務棟。日本風に言うと社務所。トイレもあります。

ガイドさんが入場券、買に行ったので待っています。

入場券のほかに、写真撮りたい人は撮影券も購入。100ルーブルだったかな。記念に缶バッジ貰いました。

ウズベンスキー大聖堂。イワン雷帝の命により、1585年完成。

鐘楼と右は何だったかしら?

精霊降誕教会。

僧院の食堂内。たくさんのイコノタスで荘厳な雰囲気。

壁や天井を覆うフレスコ画。17世紀に作られたという。観光客のほかに熱心な信者さんが礼拝していました。

観光客には厳しく言われないけど、男性は帽子を脱ぐ、女性は手持ちのスカーフで髪を隠すくらいの気遣いが欲しいところ。

そう、私たちは異教徒だけど、いえ、異教徒だからこそ、現地の人の信仰するものに敬意を払いたいものです。

外へ出てきました。ロシア正教の教会はどこかアジア的。フランス、ドイツなどの教会とはかなり違います。胸の奥にふつふつと違和感が沸き起こるのは、カトリックや新教の教会を見慣れているからでしょう。

ロシアの教会はカラフルで、屋根が円くて、うーーーむ、インパクトがありました。

今からモスクワへ帰ります。

モスクワ市内。バスの車窓から。車線がありません!!

でも不思議と車はスムースに流れています。

午前中食事したアルバート通りで解散。各自、買い物をします。

通りの入り口に大きなスーパーがあり、そこで最後の買い物をしました。アリョンカのチョコを買い足したけど、チョコはヨーロッパ各地にある正方形のがおいしかったかも。

アリョンカはちょっと柔らかかった。日本か暑すぎるのが悪いんですが。スイカのガムも珍しいので。ロシア人はスイカ好きらしく、道端で山盛りにして売っていたり、デパートでも山盛りしていましたね。

所変われば品変わる、ゆっくり買い物できなかったのが残念です。

夫は屋台大好き、夕方から開く屋台で蜂蜜の試食などしたとか。大道芸も見たそうです。

こんなのを買った方も。有名なおみやげらしく、日本で買うと激高らしい。残念!!知らなかった。

写真撮らせてもらう。

ホテルはモスクワマリオットグランドホテル。クレムリンに近い高級ホテルとのこと。ツアーの最後はたいていいいホテルへ行きますよね。

食事はホテルのレストランで。肉は厚かったけど、とてもかたくて、ナイフでギコギコ切り離す。ケーキは、スーパーの山崎製パン製風。

とは言え、私は、出された食事の文句は言わないと躾けられた世代なので、黙っていただきます。

フランスのツアーでは食事もいろいろあり、おいしかったので、期待しすぎてました。こんなものと割り切れば、ロシアの旅もまた楽し。

ドイツは、とても塩辛くて食事も単調。北へ行くほど食事は質素かな。ロシアは最近観光客増えたらしいので、まあ頑張っていると思う。

テーブルに水は各自一本ずつ置いてあるし、コーヒー紅茶は無料だし、こちらは嬉しいサービス。

翌朝、窓から。

ロビーから見ると地下階には噴水が。

ガラスの天井で明るい。

さよなら、お世話になりました。15日朝。きょうはクレムリン見学して、夕方の飛行機でソウルへ、明日の午後福岡に帰ります。名残惜しいロシアの旅です。

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