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私も恋愛の相談したこと、思い出した

2019-11-22 | 随想

昨日の話の続き。

P君の恋愛のこと聞いたのは、もう22歳くらいになっていたかな。私がどんなアドバイスしたのかとうに忘れたけど、人様の心配より、私だって大変な時だった。私もその時に相談したと思う。具体的なアドバイスはなかったけど、高校時代から変わらない顔でニコニコして聞いてくれただけで、ずいぶん心が楽になった記憶がある。

たぶん帰省していた時、連絡とり合って会ったはず。考えてみれば頻繁に会っていたのに、お互い、いつも別に付き合っている人がいたから、これはもうどう考えたって友達。

そのことにきょう改めて気が付いた。で、友達だって、自分で選んで友達になるんだから、そして続いて行くんだから、これはもう浅からぬ縁と言うしかない。似た者同士何でしょうか。いえいえおこがましい。私よりもいろんなことで優れている人でした。

結婚して子供ができたころ、当時広島市郊外の職員住宅に住んでいたけど、広島に学会があったそのあとで、タクシー飛ばして訪ねて来てくれたことがある。その時が、夫との初対面。二人は同じ業界で仕事する身なので、終わったばかりの学会の話とか、私には分からない業界の話もいろいろ。

私の男の友達が訪ねてきて、内心はどう思っていたかは知らないけれど、夫は淡々と相手していた。そこはありがたかったなと思う。私、夫の昔の女の友達が家に訪ねてきたら・・・どうするかな。付き合い方にもよるけど、相手にもよるけど、夫よりはきっと心の狭い私。いい歳してこの傾向は少し改めなければと、気が付いた。

それから43年の間に、P君とは二度しか会ってない。いずれも同窓生の集まりで話をしただけ。こちらから連絡とらず、あちらからも連絡ないので、もしかしたらもうこの世では会うことはないのかもしれないけど、いっぱい笑わせてくれた、決して偉ぶらないその人柄を思い出すと、心の片隅でずっと小さな灯がともっていて、内側から私の心と体を温めてくれている気がするのです。

で、P君への今生の最後のお願い。

半世紀前に私の描いた油絵持ってるそうですが、描いた私はすっかり忘れています。それに、どうせとても下手に決まってます。人様の持ち物にあれこれ言う立場にはありませんが、恥ずかしいので、何かの折には断捨離していただけませんでしょうか。伏してお願い申し上げます。

ああ、恥ずかしい。

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