昨夜は遅くに保温を止め、80度で5分加熱して発酵も中断。
味は、おかゆ感と麹感が残ってイマイチ。
きょうは一日放置して、夕食後過熱して飲んでみたら、あら不思議。
とってもまろやかな甘酒になっていました。
生姜をすりおろして、いただきまーーーす。
こんな簡単なら、もっと早くから、何十年も前から作るんだった。
子供たちにも食べさせるんだった。残念。
食べる点滴って言うんでしたっけ。甘酒のこと。
カロリー高くて消化が良くて、胃に負担なく栄養取れる。消化能力の衰えた病人にもいいんじゃないでしょうか。
私は病人でないので、何度も味見するうち、ついカロリーオーバー。今朝は体重が増えてたけど、夜には何とか元に戻りました。
子供の頃の実家では、甘酒は10月初めの秋祭りに作っていた。
その季節にどうやって発酵させてたか知らないけど、発酵が進んで少しアルコール分もあったかも。
弟が飲みすぎて、赤い顔して寝てしまったことがあるから。
農文協発行のこの本によると、
秋祭りのお土産として、一升瓶に甘酒入れてお持ち帰り。我が家ではそこまではしなかったけど。
秋祭りのお膳、左下も懐かしい。ちらしずし、揚げもん(天ぷら)、醤油豆、などなど。
鰆の押し寿司は五月、てっぱいは冬に、醤油豆は田植えのあとと決まっていたけど、じゃ代わりに秋祭りには何食べていたか、ちょっと思い出せない。
冷蔵庫のない時代は刺身の代わりにタコを茹でて辛子醤油で食べていた記憶がある。
そうそう、親せきを呼ぶのは年に四回、盆正月に春秋のお祭り、春は市と言っていた。
市にも神社へお参りする。境内に子供相手の駄菓子の店のほかに、鍬や唐鍬の頭などを売る店が出ていた。これから始まる農繁期に供えて?
秋も出てたかな。忘れた。何しろ半世紀以上も前なので。
昔の甘酒はもっとお酒だった。わざと発酵を進めてアルコール分を作り出していたのかもしれない。その作り方は、清酒がまだ贅沢だった時代の名残だったのかもしれない。
母の親戚に甘酒の大好きな男性がいて、お祭りには一升くらい飲んでいたとか。
で、そのせいかどうか、胃悪くして亡くなったそうですが、日本昔話のように教訓の詰まった話ではあります。
次はひな祭りの頃に作りましょうか。
夫が、要らなくなった業務用の保温器くれると言うので次はそれで作ってみます。
昔の甘酒は酵母も精製されてなかったのか、もっと複雑で雑多な味がしたように思う。あの味はもう再現不可能かもしれない。
本日、納税各種。やれやれ。これで一山越してきょうは、あとは休息日。
駅までバスと新幹線のチケット受け取りに行く。
駅のエスカレーターは上がらず、階段を駆け上がる。広い階段は人が少なく、上がりやすい。一段ずつゆっくり上がるよりは駆け上がる方が、勢いに乗って軽く上がれるのですが、くれぐれも人にぶつからないように、転ばないように。
明日は孫が来て、二日に会ってから8日しか経ってないけど、今度はどんな芸を見せてくれるでしょう。
明日に供えて本日は早めに就寝ですね。