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真冬の雨

2020-01-22 | 随想

今日からしばらく雨だそうで、真冬のこの時期、雪ではなくて長雨になるのが気候変動か温暖化か知らないけど、気持ち悪い。

この時期ならきーーんと寒くて、雪が何度か降ったり、積もったりもしたもの。長男が生まれたころは広島の郊外、廿日市に住んでいたけど、太くて長いつららが何日も融けないことさえあった。

もう雪も昔語りになるのでしょうか。

本日は、降り出した雨の中、夫と二人でお見舞いに。もう意識がなく、酸素マスクして、下顎呼吸されている。苦しいのだろうなあと、胸が痛い。

どうしてもお見舞いしなければならない人、もっと早くにと思っていたのに今になったことが残念です。

とてもきれいな病院で備品も高級品ばかり。その備品はその方が重役を務めていた会社の製品。仕事がこうして形になっているのだと思うと、一人の人生は長くなくても、したことは残っていくのだとありきたりだけど、考えた。

雨の中を再び車で帰り、夫と二人、無言で遅い夕食を。

私の父が亡くなる前のことも思い出していた。死んだ時よりも、死に向かっている時期の方が見ていてつらかった。死んだときは父のためにほっとした。

ご家族のことを思うとつらいけれど、いずれは私もたどる道。一日一日大切にしなければ、自分が幸せで、周りも幸せになってもらうよう残された時間を大切に、何事もきちんとしなければと思った。

愚痴やわがままは、まだ時間がたくさんあってやり直しのできる時期の人生の回り道。と、わが身を反省した。

ああ、それにしてもパソコンです。新しいのもう買うつもりですが、消えたかもしれないデータの数々、残念です。

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