面白かったです。先日の尾道旅行の宿で読みました。
著者は1969年生まれのイラストレーターでエッセイも書く人。その人が海外ツアーに一人で参加した時の旅行記。
楽しく読んだあと、またきっと海外旅行行きたいと決心しました。
北欧のオーロラ、ドイツのクリスマスマーケット、モンサンミッシェル、リオのカーニバル、台湾の天燈祭、プリンスエドワード島への旅行が載っている。
旅行記は星の数ほどあるけれど、英語できない、夫は仕事、一週間も一緒に旅行する友達いない、時間はあるけど、お金は元々山ほどないし、旅行にそんなに使いたくない私にはぴったりの本でした。
ツアーの中での立ち位置とか、会話の心得なども、参考になりました。相手のことを詮索せずに、旅行の話題にとどめるとか、自分に合うグループを見つけて、食事の時は横に座らせてもらうとか。
それから持ち物。
スーツケース、行きは半分空けておく。へこむのが心配でとかく詰めてた私。入れなくていいんだあ・・・
ボールペンはたくさん。あちこち探しまわるのもストレス。
ブラジャーは前ホック。これはしています。機内では外しておく。登山用のプラスティックの留め具を使います。これでセキュリティチェックも安心。
お土産は買った日にその都度ベッドの上に並べて写真にとる。私はまとめて写真撮ってたけど、この方がどこで何買ったかすぐわかる。お土産は人に渡して、二度と見ないけれど、パッケージなどがきれいなのが多いのでいいアイデア。
中国台湾韓国へは一人では行ったことない。ネックは大皿料理。韓国では二人鍋というのもあった。一人参加はちょっと居心地悪いかも。
それに同窓生みたいな集まりの一部男性客が、現地人を見下し、食事のマナーは悪い、夜になると集団でどこかへ行くと、ヨーロッパ旅行ではまず見ない人たちが混ざっているのも何とも。
ふだん、まず付き合わない、出会わない人と出会うのが海外ツアー。その中でより居心地よくするためには服装を観察。豪華、派手な服装の人は私とは合わないので近寄らない。よしんば同じテーブルになっても、こちらから話を振って下手に出ない。もちろん、ご主人と直接話さない。話しかけられても返事は奥さんの方へ。
私は海外旅行で登山服着ていることが多いので、シンプルで機能的な服着ている人とは割と話が合います。服装、持ち物ででその人がほぼ分かる。似た人の傍へ行く。旅行の邪魔してはいけませんが。
一人の理由をそれとなく詮索されたら「主人は仕事」と言っておけば後は安心。いてもいなくても使える手です。ずっと独身だったとか、途中で別れたとか、亡くなったとか、仲良くなると言ってくれる人もありますが、聞き流してそれ以上は詮索しない。
そして女同士で助け合う。と、こんな感じでしょうか。
また海外旅行行きたいですね。あまり年取らないうちに。