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帰るころ、ガヴァルニー圏谷の素晴らしい姿が見えてきました。朝は小雨だったので、よくぞ晴れてくれたという感じ。
フランス人のハイカーちらほら。これから夏にかけて観光客が増えるでしょう。
私たちは約2時間の散策時間でしたが、片道二時間くらい歩くと谷の一番奥へ行けるそうです。切り立ったがけから滝がたくさん落ちています。あの向こうはもうスペインとの国境です。
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元の場所まで各自で帰って来ました。
土産物屋、レストラン、ホテルなどが小さな集落をつくっています。ひつじみたいにモコモコで大きなワンちゃんが遊んでいます。この犬も放し飼いでストレスなくて幸せそうです。
日本の犬は繋がれて、たまにリード付きで散歩して、狭い住宅地で吠えたら嫌われるし、かわいそうかも。
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猫ちゃんもいましたよん~
ニャンコちゃん~と呼んでも知らんぷり。「ふん、あんたなんかに用事ないわよ」という高飛車な態度。
でも影が思いっきり猫。。。。
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この店で0.8€で水買って、外でモモ一個買いました。量り売りで一つ0.1€。14円くらいですね。新鮮だけど硬いモモでした。
ポンティガールと同じく、ツアーの中で写真撮りまくった私が一番最後です。
つい「ブログしてるから」と言い訳に口滑らせる私。あとでお二人の方が「植物の名前が知りたいのでアドレス教えて」と言ってこられました。うわあ~責任重大。普段からいい加減な性格のこの私、プレッシャーに押しつぶされる思いでございます。
外国のいい植物図鑑持ってないので、主にネットで検索。写真が分かりにくく、自分の写真もまた悪くて、名前については自信ありません。一候補という程度でお願いします。
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参考にしたのは前にフランスへ行ったとき、パリの書店で購入したhandyな植物図鑑二冊です。高山~亜高山についてはほとんど乗ってません。針葉樹は花以上に見分けが難しく、初めからあきらめの境地。
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こちら2012年にドイツへ行ったとき、ニュールンベルクで買った木と灌木の図鑑。こちらの方が掲載の種類が多く、写真も適当。なんでも完璧を目指すドイツ人、さすがであります。
あとで「あの人は植物の先生らしい」ということになってると知りました。わおう、とんでもない。好きなだけで、先生ではありません。
バスで川沿いに引き返し、今夜泊まるコートレの街を抜け、二時間かけて食事のレストランへ行きます。
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途中も一部を除いて山また山。
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レストランはこちらです
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山の中です。
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二つの急流が合流するところに橋があり、それを渡って行きます。ミシュランで星はないけど、取り上げられた店だそうです。
ミシュランと言えばわが地元の「なかしま」、前は知り合いなので気軽に行ってたけど、三つ星になってから未だ行けず。予約は昼間の一時間だけ、電話のみの受付だそうで、落ち着くのは一体いつになることやら。
誰しも権威には弱いからね。まあ、どんなお料理か期待しましょう。
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amuseです。これで三人前、ムール貝に、クッキーみたいなのに、ポテトの揚げ物。おいしかったです。
受け皿は石。フランスで屋根材などにする鉄平石でしょうか。
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アントレ=前菜 彩りがきれい。真ん中はプディングみたいな食感。ガトーポア、タマネギかけだそうですが。。。いずれにせよ、おいしく頂きました。
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プラ=メイン 鱒の白ネギソースムース仕立て他。どれもソフトで複雑な味がしていた。コッペパンのようなのはポテトに魚卵か何かの味がかすかにしたけど、詳細不明。ソースも柔らかくておいしかった。
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ディセール=デザート アイス、イチゴ、クッキー、ババロアだったかな・・・そして餃子のようなのはアップルパイ。盛りだくさんでした。見た目もとってもきれい。皆さんはもうgive upしてたけど、私は頑張って完食。ワインも飲んだし。
料理はさすがでした。ちょっと日本で食べるフレンチみたい。若いシェフが最近開いた店だそうですが、フランスの奥地も奥地、この店だけ目指していくというのも大変でしょう。
しかしこの急流の前で店を出すのはよほど自信があるんでしょう。豪雨で店が流されないことを祈っています。ってえらそげに。すみません。
とってもおいしかったです。ごちそうさまでした。
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道の反対側も急流。水しぶきを上げて、音を立てて流れてきます。
さらにバスは山中へと分け入り、着いたところはロープウェー乗り場です。
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ポン・デ・エスパーニャとはスペイン橋のことだそうです。橋渡ってずっと行くとスペインへ通じているそうですが、今回はもちろん行きません。
ここからロープウエーとリフトを乗り継ぎ、山上のゴーブ湖を目指します。ここでフランス人ガイドさん二人と合流。
今回のツアーは日本人が殆ど行かないところばかりなので、最終日を除いてガイドは全て英語でした。それを添乗員さんが日本語に直すので、最後はとうとう声が枯れてしまいました。大変でした。ご苦労様です。初めてのコースで時間も読めず、ご苦労があったことでしょう。ついていくだけの私たちは気楽でしたけど。
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ロープウェーからの景色だったかな?あとで確認
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五分ほどでリフトに乗り換え。きょうは好天。風あったら怖いかも。旅行中ずっと仲良くしていただいた一人参加の方と乗り合わせ、のんびり15分ほど揺られていく。
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ん、あれはサルオガセじゃないの!!。左手の遠くに、一本だけ、ぼろぎれが引っ掛かっているような木があり。
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遠くて一瞬のことだったけど、いゃあやっぱりサルオガセだわ~。取り留めなく話しながら、心の半分ではめちゃくちゃ感動している私。
野生のサルオガセ、初見です。その前は一度広島市植物園で見ただけ。
菌類と光合成生物(藻類)の共生体で、地衣類に分類される。梅の木の古木に苔みたいについているウメノキゴケがこの仲間です。
栄養は日光から、水分は空気中の水蒸気を利用し、窒素などは不要らしい。木から垂れ下がって生きている。湿気の多いむ亜高山帯にあるそうで、ここら辺は雪解け水で年中そこそこ湿潤らしい。
いゃあサルオガセですからね。はるばると来たフランスで見るとは思わなかった。
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リフト下りたところで、フランス人らしい女性ハイカーから、"Where did you came from?"と聞かれました。
"Japon!!"と元気よく答える私。でも後の会話が続きません。
"We came from Osaka international airport,We came from west area in Japan"くらい言えばよかった。でもそのあとまた会話が続きません。いゃあ、外国の人とコミニュケーション取るのは難しいです。
で、あとはこんな道を30分くらい、湖まで歩きます。歩きやすいですけど、列がばらけて、ガイドさんの説明はほとんどありませんでした。
高い崖の上の方にカモシカがいるとのことで、望遠鏡をセットしてくれて見ましたが、「動かないので置物じゃないの」という意見もありました。うーーーむ、どうでしょう?そうだとしたらサービスよすぎる。
私はなんでも面白くて皆さんからどんどん遅れます。
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アルペンローゼ。と教えてもらいました。バラではなくてツツジ科の小さなシャクナゲのような花です。色が鮮やか。
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ハクサンイチゲに似た花。花びらが円いのが珍しい。ハクサンイチゲに極めて近い親戚とするサイトもありました。
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コケモモらしい。乾燥地のようだけど、霧がよく出るのかもしれない。
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フウロソウの仲間。鮮やか。
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ゴーブ湖に着きました。雪解け水をたたえた湖です。
全員で池の横の公衆トイレを済ませて、再び引き返します。この付近ではガイドさんの説明は全然ないし、添乗員さんは時間が気になってるし、でゆっくり話聞けなかったのが残念でした。まあツアーですからいろいろあります。
今度はロープウェーに乗らずに徒歩で下ります。そうきつい道ではありません。
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橋の上流。急流です。
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橋です。
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谷は深くて
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水量豊富。雪解け水で夏は涼しいはず。
バスで再びコートレへと戻り、今夜の宿、「ホテル&レジデンス パルネオアラジン」に着きました。
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ピレネーの入り口、山岳レジャーのお客さんが多い街のようです。ホテルがたくさん並んでいます。
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クリックで拡大。部屋から通りを眺める。
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セルジュさんは明日からまた運転。今日のドライバーさんはどうやって朝の駐車場まで戻るのでしょう。僻地で公共交通機関があるのかどうか・・・
部屋は2タイプ、ダブルベッド+二段ベッド、バスタブとキッチンと鍋釜付きの部屋と、シングル二つベッド、シャワーのみの部屋です。
私はシングルユースなので、ベッド一つ、でもダイニング家具セットや二段ベッドは余計でした。一週間くらい自炊できそうな部屋でした。
すぐ近くにカルフールあり。食事前の15分くらいで大急ぎで買い物に。チーズとレバーのペーストなどを買いました。ツアーのご夫婦に「この缶詰はどういう意味ですか」と聞かれたので「Thonは鯖ですね」とえらそげに。
いえいえそれはマグロのことでした。食事で隣り合わせたので「嘘教えてごめんなさい」と謝りました。「フランス語はどこで勉強されたのですか」と聞かれたので「はいYOU TUBE」でと胸を張る私。そんなん、勉強したと言わんじゃろ、
行かんなあ、外国来てだんだん図々しくなる私。
宿は夕も朝もビュッフェ形式でした。お料理はまあまあでした。毎日食べすぎてるので、だんだん食べられなくなってきます。
ホテルでは日本人ツアーと二度目の遭遇。山歩きのグループのようでした。あちらも女性がたくさん。
いよいよ観光はあと二日になりました。
携帯掛かってきたら面倒なので、関空で借りた海外用携帯、ずっと電源切ってます。我が家では、日本では、私がいなくて困ってないでしょうか。何も言ってこないので何もないと思われます。
皆さんによくしていただいて、この日も楽しく旅行しました。移動が多くて疲れますが、一人ではとても来れないところ。ツアーのありがたさです。