
遅ればせながら・・・
マイケル・サンデルの本を読みました、昨年大ブームになってた本です。
これからの「正義」の話をしよう いまを行き延びる為の哲学
読み応えある475Pでした
自分としてはかなり難解な本だった、政治哲学てなじみがないので読むのに時間がかかった。
正義とはなにか?
今現在の苦難の根底には常に正義をめぐる哲学の問題が潜んでいる。
あらゆる事例を最初から最後までだしてきて、どれが正義なのかと問いかける
結論は自分で考えるしかないので頭をかなりつかった・・・
正義には美徳を涵養することの共通点について論理的に考えることが含まれる。
正義にかなう社会は、ただ効用を最大化したり選択の自由を保証したりするだけでは
達成できない。正義にかなう社会を達成するためには、善き生の意味をわれわれがともに
考え、避けられない不一致を受け入れられる公共の文化を創り出さなければならない。
・・・最後の方に出た教授の結論ぽいところです。
今の電力不足(ただしころころ変わる)と大飯原発再稼働と正義のもとに考えてみたら
どうだろうか?
何が正義か・・・ 常識的かつ人間的に考えてみたら再稼働はあってはならぬ。
まず再稼働あらずで1年以上の年月を無駄に対策打たずにきたのか?
電力足らない!計画停電もいたしかたなし、熱い夏を我慢しなさい、工場の稼働率も
抑制しなさい・・・・
この夏を前にした直前にぎりぎりでいってくるのは
いろいろな今の問題にたいして正義を問うて見るといろいろと考えが深くなる。
いろいろと考えることのできる訓練になる本です。