会社の自主参加の講座でこの民主主義とは何かをテーマに宇野先生の講座に
リモート参加したので、この新書を読んだ。
民主主義てわかっているようで、当たり前すぎてわからないもの・・なんだ?
といわれてもすぐには答えられない。
多数決で議決するのが民主主義、けれど少数者の意見はどうするのか?撲殺するのか?
議会制民主主義がほんとに民意を反映するのか?などの疑問は追及するしかないということで
先生は・・・
民主主義は現代において多様な危機に遭遇しています。民主主義がそれを乗り越えられるかはまだ
わかりません。それで問われているのは、民主主義の力によって格差を縮小し平等を確保できるのか
人と政治をつなぐあらたな回路を見出すのは可能なのか、民主主義は真に人類が共有しうる共通の課題か
人間の人間らしさ、個人の尊厳や平等をいかに正当化できるのか、そしてパンデミックのような緊急事態
に民主主義は対応できるのかという問いを
歴史的に古代ギリシアからさかのぼり解明していく・・
なかなか理解しやすい本でした・・・