今年の二冊目も藤沢周平です・・・
静かな木、これも三屋清左衛門残日録と同じく、隠居の身還暦にあと2年の主役の孫左衛門
城下の寺の欅の大木に心ひかれた、観るたびにわが身を重ね合わせて平穏の日々を想い
描いていたが・・・・
舞台は、いつもの海坂藩、山形県庄内・・・
そして果たし合いなど、ごたごたに巻き込まれていく・・・・
これも隠居の身ということでしっくりはこなかったのですが
藤沢周平の最晩年の作品
さすがは最晩年の円熟した作品であったなあと思いました
静と動・・・
作品のタイトルも晩年らしいタイトルでもあります。