資本主義の宿命 経済学は格差とどう向き合ってきたか・・・
資本主義が高度に発展するにつれて宿命といえる格差の拡大・・
マルクスは高度に発展した資本主義が生きずまり社会変革に向かうとした。
格差問題は優れて社会的な問題である。具体的には格差を是正すると経済
成長を阻害する可能性があるとされる。これは経済成長と公平性がトレード
オフの関係にあるとみなされているからである。
理想を言えば経済成長率はできるだけ高い方がよいし、貧困者のいない社会
が望ましいとするのは多くの人が認めるだろう。
この本は、経済学説 近代経済学とマルクス経済学に区別されてるが、これら
が格差とトレードオフの問題をどう対処したか明らかにする。
近代経済学の中でも新自由主義の市場原理主義に忠実な学説とリベラル色
のあるケインズ学派・福祉国家派の二つがある、その内容を詳しく説明してる。
最終的には北欧の福祉国家が今のところ理想とされる、国民の幸福度指数は
上位はほとんどが北欧諸国 スエーデン デンマーク アイスランド など
高負担 高福祉 だが国民のほとんどが納得している、そして経済成長も
この5年で2%以上成長している 日本は0.5%程度とくらべても成長
している。
日本も修正しながら北欧型に変更していくことが必要だと思われる、その為に
も富裕層への優遇税制を改善するとか、財政改革で防衛費2%のバカみたいな
政策を即やめることだ、国による無駄使いの利権を排除しないといけない。