里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今年のカボチャは親蔓1本仕立て

2021年07月07日 | 畑:果菜類

今年のカボチャは親蔓1本仕立てにしています。
品種は九重栗。
株間45センチ。
1カ所1粒蒔き。
4月28日に予定より前倒しして我流の省力直播きをしました。
直後の天候が悪く発芽には日数を要したものの、発芽しなかったのは10株のうち一番端の1株だけでした。
大分茂ってきました。


生育は少し遅れ、1番花が大分バラついています。


想定より遅い。


カボチャの仕立て方には畝間、株間との関係で、様々あります。
親蔓1本仕立て、親蔓と子蔓1本の2本仕立て、親蔓と子蔓2本の3本仕立て、親蔓をピンチして子蔓の2本仕立てや3本仕立て、そして半放任まで。
例年、我が家は省力の直播きを行っているため発芽率70~80%を想定し、適当な間隔に間引いて親蔓と子蔓1本の2本仕立てです。
昨年は発芽率100%だったことから親蔓1本仕立てにしてみたところ、悪くなかったので発芽の良かった今年も同様にしたというわけです。
これまで、一度誘引整枝をした程度です。
その際、蔓を伸ばすスペースをロータリーで耕耘しました。


親蔓の各節からわき芽(子蔓)が伸びます。
このわき芽を全て搔きます。


搔いた蔓。


蔓の伸ばすスペースは8m以上あるので、いっぱいに使います。


1番果を着けた後、蔓を伸ばし2番果、さらに3番果も穫る予定です。
2番果が着果の時期になっています。


2番果、3番果はまずいとよく言われますが、蔓先に着いた未熟果を穫るからです。
健全な葉が十分あり、完熟果を穫れば問題なく美味しいカボチャができます。
2株ほど子蔓1本を反対側の空きスペースに誘引してみました。おまけです。


雄花を採って人工授粉もしますが、蜂が飛んでいるのでたいがいは自然着果しています。
昨年に比べると収穫は遅れそうです。
こちらは、7月1日に遅穫り用のカボチャを直播きしたもの。
発芽してきました。


冬至カボチャにも利用する貯蔵用です。
昨年は全くものになりませんでした。
品種は昨年の「白爵」から今年は「雪化粧」に変えました。
同じ白皮系ですが、「白爵」はほぼ純白、「雪化粧」は灰色。