里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

タマネギ「ネオアース」の種を播く

2021年09月07日 | 畑:土物類

タマネギの種を播きました。
今年も品種はタキイ種苗の「ネオアース」1品種。
かつては何品種か組み合わせましたが、今はこの1品種だけで十分間に合います。
苗床はしばらく前にピートモス、苦土石灰、有機肥料を施用して耕耘、10日ほど前に緩効性肥料を散布してロータリー耕耘しています。
雨が多く、思うように作業が出来ません。
水分が多過ぎ少々無理な作業ですが、苗床を作ります。
まず、ネキリムシやタマネギバエなどの害虫防除に粒剤を散布。


管理機の逆転ローターで、耕耘を兼ね畝を盛ります。


鍬でならして中高の短冊状に苗床を仕上げます。


最近は、セル苗を作る方も多いと思いますが、我が家は昔ながらの苗作り。
当地方のタマネギの種播き適期は9月上旬となっています。
我が家では、毎年ほぼ9月6~8日と決めています。ずれても1日、2日。
タマネギの播種時期は重要で、冬越し時に苗が大き過ぎるととう立ちが心配、小さすぎると玉の肥大が悪くなります。
当然、生育は天候に左右されます。ですが、経験則通りにやっていれば思い通りいかなくても納得できます。
すじ播きです。
数センチ間隔に播き溝を付けます。


出来るだけ間引きしなくて済むようごく薄蒔きにします。


見にくいですが、黒いゴマのような小さいのが種。


薄く覆土し、軽く鎮圧。


もみがらくん炭をかけます。


雨で土が固まるのを抑えるためです。
タマネギは酸性を嫌うので、アルカリ性のくん炭は多少プラスになるかもしれません。
普通はここで灌水しますが、今回は湿っているのでやりません。
不織布をトンネル状に掛けて終了です。


「ネオアース」は貯蔵性抜群の中晩生品種。
春のごく短期間を除き、殆ど1年間食しています。
タマネギは地味ですが、助っ人らによると、非常に重宝な食材だと言います。
これは現在貯蔵中のタマネギ。


確かに「芋・玉」は年中欠かせない食材ではあります。
ここ2、3年、大玉が穫れて結果オーライですが、タマネギ作りには納得できていません。
まずは、しっかりした苗作りを。