里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

連作を止めマルチ栽培したジャガイモはまずまずの出来

2024年07月08日 | 畑:土物類

ジャガイモは今年畑を変えました。
長年連作してきた山砂を客土した畑が不作続きだったからです。
強粘土質のためマルチ栽培を試してみることにしました。
品種は「男爵」。
気温が高く、植付けも早めだったこともあり明らかに生育が進みました。
6月半ば頃から茎葉は黄ばんできました。
早掘りが目的ではないのですが、その頃から必要な時に掘っています。
芋の肥大もまずまずで、悪くなさそうな感触でした。
茎葉がすっかり枯れ上がったので一斉に掘り取ることにしました。


助っ人の手伝いがあり、短時間で効率よく掘り取ることが出来ました。
マルチを剥ぎながら茎葉を一挙に片付けました。


小生がスコップで掘り起こし、その後を助っ人が拾い集めます。


思ったより容易でした。雨が少なく乾いていたこともありますが、マルチの効果と思われます。
強粘土質なのでマルチでなければもっと苦労したはずです。
数はほどほど、芋の大小も様々ながらここ数年と比べれば雲泥の違いです。


昨年は数も少なく大半がS、M級とクズ玉でした。
今年はL、2L級の比率がかなり高い。
芋にも土が殆ど付かないので苦労せず袋に詰めることが出来ました。
この畑だけでは植えきれずに、一部を急遽前年と同じ畑に植付けています。
これが「男爵」。


まだ青味が残っていますが、倒伏しており少しばかりなので掘ってしまいました。
これが今年初めて試す「とうや」。


「男爵」より早く早生のようで、すっかり枯れ上がりました。
全て掘り取り、作業場の下屋に運び込みました。


20㎏袋にマルチの分が6,7分目詰めて6つ。
従来の畑の分がごく軽く2つ、正味1つと言ったところ。
直ちに作業場の空きスペースに広げます。
土が僅かしか付いていないので乾かすには好都合です。


あまり重ならないようにし、時々上下かき混ぜながら乾かします。


今年初めて作るマルチ栽培の畑が明らかに大きい。


この部分に3種あります。


従来の畑はやはり厳しい。
「とうや」は比較的大きくなっており、「男爵」よりはっきり大きい。
マルチ栽培ならどうだったのか興味のあるところです。
同じ畑の中くらいの芋を比べてみると大きさだけでなく形も違います。
右が「男爵」左が「とうや」。


「とうや」は丸形で「男爵」より目が浅い。あとは食味はどうかです。
我が家では長く「男爵」が習慣化しているため、それとの比較になります。
昔は、複数品種作ったこともありましたが、結局「男爵」に集約されています。
しかし、「男爵」は収量が上がりにくいことも確かです。
芋には光りが射さないよう日よけをしておきます。