里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

トマト連続摘芯栽培'24~第1花房の収穫が進み2回目の捻枝

2024年07月18日 | トマト連続摘芯栽培

トマト連続摘芯栽培は第1花房の収穫が進み、2回目の捻枝(ねんし)を行いました。
今年のトマトは第1花房の開花は遅かったものの本葉8、9枚で着き、生育も概ね揃っています。
開花も極端なバラツキはありません。
奇形だった1株も第2基本枝からはそれなりの姿になってきました。
但し、過日、第4、第5花房にオオタバコガの幼虫と被害果を発見。
よく観察して数個を処分、直ちにネットで覆いをしました。もちろん害獣対策にもなります。


成虫の飛来を防止するためなのですが、中に残っていればかえって増殖してしまいます。
今のところは大丈夫のようです。管理がしにくいもののやむを得ません。写真を撮るのも難しい。
現在の姿はこんなところです。


第1花房は隠れて見えませんが、現在収穫中で過半は収穫済み。着果させた3、4果は全て正常果です。
下方に果実の見えるのが2週間ほど前に捻枝した第1基本枝。色付いてきた果実も見えます。


第1基本枝の第2、第3花房に尻腐れが多発し、歩留まりは半分くらいになりそう。
尻腐れ自体は石灰欠乏ですが、主な要因は異常な高温と乾燥。
こちらは空梅雨の影響をまともに受けています。何ともしょうがありません。
個別の株全体を撮るのは難しくなりました。上から見るとこんな感じです。


隠れて見えない第1花房。すぐ収穫です。


これが今回捻枝する第2基本枝です。第2基本枝には第4、第5、第6花房と3花房着けます。


本来は基本枝には2花房を着けるのが無難ですが、花房数を確保するため3花房着けています。
第7花房と競合するマイナスもあるので難しいところではあります。
すでに第4、第5花房はかなり肥大し、第6花房も開花が終わっています。
第4花房直下からでるわき芽が支柱に誘引されているので、第2基本枝は自然に斜めを向いています。
この第2基本枝を捻枝します。
捻枝は枝の根元を押さえながらねじ曲げます。


捻枝は下に折り曲げるのではなく、横に捻るイメージです。
無理に下向きまでせず横向き程度でもその後果実の重みで下がってきます。
捻枝されました。


第4花房直下のわき芽を支柱に誘引している枝には第7花房が開花し、第8花房も咲き始めです。
この枝が第3基本枝となります。


別の株で。
この第2基本枝を捻枝します。


捻枝しました。少し枝が潰れています。


捻枝は晴天の午後、水分が少なく葉が少ししなっている時がやりやすい。
トマトは折れさえしなければ多少潰れたり裂けても大丈夫ですが、無理せず横向き程度でも十分。
前方から見るとこのようになります。


全て終わりました。


収穫しました。第1花房の残りは少しだけになりました。


全て完熟で収穫しているので、味は乗っています。
例年、我が家は梅雨時の第1花房は灰かびで歩留まりがよくありませんが、今年は空梅雨のため極めて良好。
一方、例年歩留まりの良い第2、第3花房は尻腐れが多く厳しい。
こちらは庭外れの一角におまけで作っている中玉トマト。


第3花房まで穫れてきました。こちらは尻腐れなどの心配がないので気楽。それなりに役立っています。