今日は小正月の「鳥追い」の日です。
この辺りでは今日までが松の内です。しめ縄や松飾りを下ろします。
この辺りでは今日までが松の内です。しめ縄や松飾りを下ろします。
当地方では、それを「どんと祭」で燃やすのが一般的です。「どんと祭」とは、神社の境内や広場で古いお札や松飾りなどを燃やす風習で、我が家もほんの一時期、参加したことがあります。しかし、あまり良くないことがあったりして落ち着かず、もともと行っていた「鳥追い」を続けています。
地域によっては「鳥追い」と「どんと祭」を組み合わせたような行事をやっているところもあります。
「鳥追い」とは、その名の通り、1月14日の夕方に鳥を追い払う正月行事です。農村では害鳥に荒らされ農作物がたびたび被害を被るので、「鳥追い」をすることで豊作祈願をするのです。
「鳥追い」は、正月の松飾りをおろした後、それをしめ縄で家の裏山の御神木と定めた杉の木に括り付け、納めます。そして、家から松飾りを納めに行く時に、大声で「ヤー、ホイ、ホイ、ホイ」と繰り返し叫び、鳥を追い払います。
「鳥追い」とは、その名の通り、1月14日の夕方に鳥を追い払う正月行事です。農村では害鳥に荒らされ農作物がたびたび被害を被るので、「鳥追い」をすることで豊作祈願をするのです。
「鳥追い」は、正月の松飾りをおろした後、それをしめ縄で家の裏山の御神木と定めた杉の木に括り付け、納めます。そして、家から松飾りを納めに行く時に、大声で「ヤー、ホイ、ホイ、ホイ」と繰り返し叫び、鳥を追い払います。
今時、そんな大声を出すのは恥ずかしくて出来ませんが、子供の頃は、父に連れられて必死に叫んだものでした。懐かしい思い出です。
我が家では、昨年の古いお札や飾りものは、大晦日に山の神様のほこらに納めます。
我が家では、昨年の古いお札や飾りものは、大晦日に山の神様のほこらに納めます。
ですから、新年の松飾りはたいした量ではありません。
もともとの御神木の杉の木は、この杉の木ではありませんでした。太くなりすぎて括り付けるのが困難になり、近くの杉の木が2代目の御神木になりました。
古い松飾りはすっかり朽ち落ちましたが、昨年のしめ縄はまだ残っています。
古い松飾りはすっかり朽ち落ちましたが、昨年のしめ縄はまだ残っています。
その上に今年の松飾りを括り付けます。縄は鎮守の神社に正月に掛けたしめ縄を外したものです。
大声で、「ヤー、ホイ、ホイ、ホイ」とは叫びませんが、豊作祈願や健康祈願など様々なことを心で念じながら納めることに違いはありません。
実をいうと、この「鳥追い」を今年は今日はやっていません。というのは、過日、松の内に集落内で不祝儀があり、その前に松飾りは全て下ろし、納めてしまいました。
この辺りでは松の内に不祝儀に関わる場合は松飾りなどを下ろすのが普通です。
まだ僅かの日数しか経っていないので御神木に括り付けた状態は変っていません。
今や、この辺りではこのような「鳥追い」を実際に行っている家はほとんどないと思います。そもそもこの御神木は我が家の裏山にあるもので、誰の迷惑にもなりませんが、公のところでは神事などといっても通用せず、ゴミの不法投棄扱いされるかもしれません。
私がやれるうちの正月行事ではあります。
鳥追いは珍しい行事ですね、この辺では、お宮の広場で村中のしめ飾りや門松、だるまなど集めてどんど焼きをします、この時厄投げもします。
鳥追いはこの辺りでも今はごく稀になりました。どんと祭が一般的です。どんと祭はそちらのどんど焼きに近い行事です。