里山悠々録

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我が家の大樹②~欅(けやき)

2022年03月30日 | 大樹と古木

我が家の大樹2回目は欅。
前記したように、大樹については正式な定義とは関係ありません。
我が家の大きな木を明らかにしておくため、あくまで小生が勝手に決めたものです。
正確な計測は一人では困難なので、根元周りの大まかな計測です。一部だけは胸付近の幹周りも計測。
欅はこの辺りの山林にごく普通に見られる天然の落葉樹です。
また、当県の県木にもなっている馴染みの樹木でもあります。
とはいっても、杉やナラ、クヌギなどの広葉樹のように多数あるわけではありません。
ここは自宅近くで、孟宗竹の中に欅が何本かまとまっています。


欅は生長すれば大木になるため、目立つ存在です。
これが我が家で最も大きな欅。


この周囲には何本か欅がありますが、他を圧する存在です。


欅は公園や街路樹などにも植えられますが、ほとんど下位の方から枝分かれしています。
そのため建材としての利用価値はないものが多い。
主幹が長くなければ材としての価値がありません。
この欅は主幹が長く、小生の贔屓目かもしれませんが、惚れ惚れする欅です。


根元回りを計測して見ると約380㎝。


胸付近の幹周りは約290㎝でした。
大人二人でなら楽に抱き抱えられる太さです。
この欅は幼少の頃にはすでに大木だったので、樹齢100数十年くらいは経っていると推測していました。
たまたま林業家の知人が付き合いのある木材市場の社長と見てくれたようです。
それによると意外にも100年強といった見立てでした。
こちらは近くにある2番目に大きい欅。


こちらの方が樹齢は古いという見立てです。

こちらの根元回りは約3m。


樹齢は太さだけでは計れないようです。専門家の見方は違います。
なるほど、こちらは皮が剥げ落ち老木化しているようにも見えます。


確かに生育の条件は前者の方が良いのは間違いありません。
こちらは周囲の欅。


根元回りは約220㎝。


このくらいの欅が多い。
これは別の場所。欅が何本かまとまって立っています。


何れも結構な太さになってはいます。

しかし、いかにも肌が若い。

この場所はこのような若い欅が多い。

将来は楽しみです。


この辺りで最も古いのがこの欅。


脇の杉の木を抱きかかえるように伸びています。
こちらは皮がかなり剥げ落ちています。
欅は柱などの建材に使われ、木目が緻密で肌がなめらか、光沢があり綺麗です。
これは60年ほど前、改築した折りに立った6寸角の欅の柱。


かなり年季が入っていますが、味わいがあります。


かつて欅は銘木として珍重された時代もありましたが、今はそんなこともなくなったのかもしれません。
もっとも、清水寺の舞台を支える欅の柱は樹齢300年以上と言いますから、我が家の欅は足下にも及びません。



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