これは数日前に妹が収穫してくれた蜂屋柿で、ミカン箱などの段ボールで8箱あります。500個はあるでしょう。
今年は大きいものが比較的多く、並べてみると左の2個は並の大きさ。右の2個は大で、特に一番右の柿は特大の大きさです。このくらいの大きいものになるとうまく干し上がるか多少心配ではあります。
干し柿づくりのスタートはまず柿の皮をむくこと。
もう半世紀以上も前の話しですが、我が家では私が小学生のころ、干し柿を生産し販売していました。当時は、木箱にセロハン紙で包装していました。子供も有力な働き手で、私も、盛んに柿の皮むきの手伝いをしたものです。また、干し柿を大規模に生産している親戚がおり、小学生のアルバイトをしたこともあります。数は何千個という単位です。したがって、「雀百まで」で、今でも体が覚えており、普通の奥様方より遙かに上手と自負しています。
まず、ヘタの部分にナイフを入れます。
そして2まわしか3まわしします。これをこのあたりでは肩回しといっています。
これにも要領があり、ナイフの背を柿の軸にあてテコにして、ナイフは動かさず柿の方を動かします。そうすることで、ヘタと同時に皮も薄くなめらかに剥けます。
こんな感じになります。
次に、皮取り、今風に言えば木製のピーラーで縦に皮をむきます。これにも要領があって、皮取り器(ピーラー)を親指と人差し指で持ち、中指、薬指、小指をテコにして手首を使い、左手に持った柿も動かしながら先端まで一気にむきます。細く薄く一気にむくことできれいに仕上がります。
こんな感じに仕上がります。
本来は、干し柿を吊すまで、すべてを1日で終わりにするのですが、何分一人では無理があり、明日手伝い人が来るということで、今日はむき方を8割方終わらせ、2日がかりで完了させようと思います。少々夜なべをすることになります。
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