里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ブロッコリーは最後の収穫

2021年03月21日 | 畑:花菜類

ブロッコリーは最後の収穫としました。
ブロッコリーは未だ無数の花蕾が着いています。


寒冷地とはいえ春らしい日が多くなり、気温の上昇とともに開いた小さな花蕾が多くなってきました。
今着いている花蕾は孫にあたる花蕾、若しくはひ孫にあたる花蕾です。


ブロッコリーは2列ずつ2回に植えています。
1回目は7月13日種播き8月11日の植付け、2回目は7月30日種播き8月18日の植付けですが、今はもう区別がつきません。品種は何れも「緑嶺」。


10月下旬から収穫しているので、5ヵ月になろうとしています。
外葉は老化して枯れたものが多くなっています。特に葉搔きなどせず、そのままにしています。
今年は厳冬ですが、株の勢いが衰えず、凍害もほとんどありませんでした。
大半の株が根元から主枝と見間違うほど太い側枝ができたため、側花蕾さらには孫の花蕾まで大きさ、量とも今までで一番と思います

もっともこのような孫の花蕾は自家用だから食するもので、販売に供するものではありません。
しかし、自家用としてみれば、おそらく頂花蕾や側花蕾と同じくらい食べているでしょう。
自家用には一口大以上あれば十分です。


未だ沢山の花蕾が着いていますが、穫りきれるわけはなく、遅れて開いてしまった花蕾が多数混在します。


このように開いた花蕾は放置し、まともなものだけを穫るようにしています。


春になり鮮緑色の花蕾が多くなってきました。


さすがに小さいものが多くなり、花蕾の開きも早くなったので、最後の収穫をして終りにすることにしました。
穫るのは助っ人頼みです。引き抜いて片付けまでやってくれたのは有り難い。
これが我が家の分として置いていったブロッコリー。


老朽化した育苗ハウスにビニールを張る

2021年03月20日 | 田んぼ

水稲用の育苗ハウスにビニールを張りました。
30年以上も使い続けているパイプハウスです。補修と補強は欠かさないようにしていますが、何分老朽化しているハウスなので水稲の育苗専用の利用です。
間もなく育苗が始まるのでビニールを張ります。


育苗の準備は来月早々と言ったところですが、ビニール張りは天候の条件の良いときでないとできないため早めに行います。
一人では無理なので、助っ人の都合との兼ね合いで、昨日やることになりました。助っ人は二人。これなら楽勝です。
風も比較的穏やかでビニール張りにはまずまずの天候でした。
肩部から下にサイドビニールを付けます。


屋根ビニールは梨地で二枚組の加工したビニールてす。
片側のビニールをかけ終わりました。


所々を仮止めします。これで多少風が出てきても安心です。


屋根のビニールをかけ終わりました。


思ったより順調に進みました。
ビニールを固定する全てのマイカー線を張ります。


このタイプのパイプハウスは近隣ではほとんど見かけなくなりました。このような旧式のパイプハウスはマイカー線でビニールを持たせる仕組みです。
ですから緩みがないように繰り返し締め直します。
さらに、遮光シートを掛けます。
  

これから中で作業する時の日除け用ですが、風の強い時に掛ければ強風対策にもなります。
上げ下ろしが簡単にできるようにちょっとした仕掛けをします。
遮光シートを掛けたままだと雪が降ると落ちなくなってしまうので、普段は外しておきます。
最後に支柱を立てます。奥行き10間に7本です。


大雪対策のためです。この旧式のパイプハウスは雪が落ちにくいのです。
ほとんどの場合は無駄な作業になります。せいぜい10年に1、2度くらいのものですが、過去に3月末や4月に入ってからの重いドカ雪を経験しています。
この辺りは西高東低の冬型で大雪になる心配は無いですが、それが崩れた春雪が怖いのです。予報に関係なくやることに決めており、無駄になればこそ幸いと思うことにしています。急に出かけることがあっても安心です。
これで育苗ハウスのビニール張りは終了しました。

色んなトウ立ち菜を穫る

2021年03月19日 | 畑:花菜類

春になると越冬したアブラナ科野菜にトウが立ってきます。
我が家でトウを収穫する野菜として作っているのは年内から収穫するナバナ類のアスパラ菜、寒咲花菜、そして春の茎立ち菜(トウ立ち菜)として作っている「仙台雪菜」「かき菜」「三陸つぼみ菜」です。
それとは別に葉物として作っているアブラナ科野菜も取り残しておけばトウが伸びてきます。これが結構旨い。
私はあまり穫りませんが、助っ人はせっせと穫っています。
少し穫ってみました。落ち葉や雑草が目立つのはご愛敬。
これはターサイ。


収穫しきれずに沢山残った株にトウが立ったもの。外葉はすっかり枯れトウだけが伸びています。主枝を早く穫った株はわき芽が伸びてきます。


伸び方も一様ではないので結構長く穫れます。
これは軟らかく大変美味しい。


これは縮み雪菜。


ターサイとよく似ています。ターサイから育成されたと言われていますから当然と言えば当然。

トウに付く葉も縮れています。


これも美味しい。茎立ち菜として作っている仙台雪菜は全く別物です。


これはチンゲンサイ。


チンゲンサイを茎立ち菜として作っている所もあるらしい。


ターサイや縮み雪菜に比べるとイマイチのような気がしますが、助っ人はよく穫っています。


これは水菜。綺麗な菜の花です。
食べても何ら問題ありませんが、食べるにはボリュームがないので放置されています。


これらのトウ立ち菜は葉物を穫ることを目的にしているので、トウがボリューム感に欠けるのは否めません。あくまでおまけです。
これはナバナ類として昨年の11月下旬から穫っている「寒咲花菜」。


昨年よりは勢いが悪く、厳冬の影響が大きいようです。
働いている株が少なくなってきました。細く短く、大分黄ばんできました。

自分の好みで言えば、やはりこれが一番か。

右からターサイ、縮み雪菜、チンゲンサイ、寒咲花菜。


これからの主役はやはり「仙台雪菜」「かき菜」「三陸つぼみ菜」の茎立ち菜3種。すでにつぼみ菜は最盛になろうとしています。

冬囲いのダイコンとニンジンを掘り出す

2021年03月18日 | 畑:根菜類

冬囲いしたダイコンとニンジンがまだ残っているので、掘り出しました。
冬囲いしたのは12月22日。
囲ったダイコンは60本ほど。品種はすべて「耐病総太り」。
ダイコンの冬囲いは二通りの方法で行っています。
葉を付けたままと葉を全て落としたものです。
葉付きのダイコンは全て消費しました。まだ残っているのは葉無しのダイコン。


土を掘り、ダイコンの葉を完全に切ってから埋め、稲わらを掛けて土を戻しています。
掘り起こしました。


取り出しました。


不揃いですが、腐れ等は見られません。
この場所は日当たりがいいため、これからは地温が上がりよくありません。
一度には消費しきれない量なので、家そばの日陰のところに移動し、埋め戻します。
2本だけ持ち出しました。


囲いのダイコンでは、今の時期肌が少々汚れるのはやむを得ません。


切ってみれば綺麗です。


こちらはニンジン。
葉を付けたまま稲わらを挟み土に埋め込みました。


品種は「黒田5寸陽彩」と「新黒田5寸」。
掘り出しました。


まだ大分残っていました。数十本あります。
ひげ根が出始まりましたが、傷みは目立ちません。
こちらはダイコンほどには嵩張らないので、再度の埋め込みはしないことにしました。
囲いのニンジンなのでこの程度なら上々です。


助っ人が水洗いし、分割してビニール袋に入れました。
後はそれぞれの冷蔵庫で保管することにしました。これは我が家分。


水仙を水墨画で描く

2021年03月17日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙


水仙を水墨画で描きました。
正確には日本水仙と言うべきでしょうか。
日本水仙は6枚の小さな花びらに黄色の副花冠、そして花を数個付ける房咲き、葉は殆どがよじれるのが特徴です。
シンプルに一本だけ描いてみました。
我が家にある日本水仙は八重咲きです。
今年は3月早々から咲き始めました。日当たりのいい石垣のすぐ下にあるため多少早くから咲くかもしれません。


一挙には咲かず、長い期間かけて咲いています。
咲いたものから助っ人が採っていくため沢山咲いた状態になりません。香りがいいので玄関などに生けるようです。


我が家の日本水仙は八重ですが、画にする場合はやはり清楚な一重でないと様になりにくい。