里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

夏秋きゅうりの摘葉、摘果と追肥

2021年07月26日 | 畑:果菜類

夏秋きゅうりは収穫開始から40日ほど。
6月の気温が高く6月末から7月早々には親蔓と子蔓1本の2本仕立てが完成
ややオーバーペースで最盛期に入りました。
7月に入ると一転連日の雨。褐斑病も出て樹勢への影響もかなりあったと思います。
ところが、7月16日には突然の梅雨明け。今度は連日、真夏日となりました。
側枝(子蔓)が一気に成り込みました。


上位の子蔓まで穫れています。


下位の孫蔓も穫れています。


こうなると樹勢は弱ります。管理は難しい。
整枝は子蔓までほぼ終わっています。
側枝(子蔓)は1、2節で摘芯するのが基本ですが、樹勢が弱らないよう中段の側枝を1、2本摘芯せず伸ばしています。


孫蔓は摘芯せず伸ばすのが基本です。
かなり伸びている孫蔓が出てきました。

退化気味の短い孫蔓。


地べたに這うような孫蔓は摘芯するか切り戻します。
必要に応じ、孫蔓をネットに掛けてやり伸ばします。
摘葉が大事な作業。
枯れたり黄色に変色した葉を摘みます。


これから働くのは子蔓や孫蔓。
役に立たなくなった葉は邪魔をするので見つけ次第摘みます。
摘葉後。


今回摘葉したのはこのくらい。


キュウリの葉が働けるのは健全な葉でも展開してから50日くらい。
すでに下位の方の葉は寿命が過ぎています。
主枝をピンチした日から計算すると、今年の親葉は8月20日頃には寿命が尽きます。
これからは枯れ葉だけでなく、上位の古い親葉も少しずつ摘んで、子蔓孫蔓の葉を活かします。
摘果も大事。
このような形の悪いものは小さいうちに見つけ次第摘果します。


一気に沢山成れば成るほどキュウリは弱ります。
沢山穫れる時ほど摘果するように心がけてはいますが、難しい。


追肥。
収穫が始まってから3回ほど追肥しています。
黒マルチの裾を少しまくり上げ、ベットの肩から通路の敷きわらの上にも速効性肥料をバラ播きます。


水に溶けないと効果が出ないので、降雨を見計らってやります。
7月20日前後1週間ほど1株から数本穫れる日が続きました。
さすがに一服といった感じですが、それでもこのくらい。


助っ人は大量に塩漬けしたようです。
オーバーペースが甚だしいですが、今の姿はまずまず。
目標収穫日数100日からするとまだ半分にも達していません。どうなるか。


こちらは7月早々に直播きした遅穫りの夏秋キュウリ。


発芽率はほぼ100%。間引きし1本立てにしました。





ナデシコを水墨画で描く

2021年07月25日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙

ナデシコを水墨画で描きました。
正確にはカワラナデシコと言うべきでしょうか。
容易に描けそうと思ったのは誤り。思い通りに筆を扱うのは至難というものです。
野に咲くナデシコは、この辺りでは昔からごく普通に見られました。
しかし、しばらく見ていなかったような気がします。
おそらくあったものを見逃していただけなのでしょう。
たまたま、花が咲いている時期が雑草の刈り払い作業に当たったということです。
開花前に作業をしていれば、気付かず刈り倒していたに違いありません。
宿根草なので茎葉が残れば再生するため、花は咲かなくても株は生き残ります。
炎天下の中、ピンク色の花にホッとさせられます。


野にネジバナとナデシコ

2021年07月24日 | 野山

田んぼの畦や土手にネジバナとナデシコが咲いています。
ここは例年ネジバナが咲く場所。
今年も無事咲いてくれました。


大概、雑草の刈り払いの時期に咲きます。
刈り払いの作業は1週間ほど前に終えました。


この下が大きな土手になっており、一部が一昨年10月の台風19号の豪雨で崩落。
補修の際、散々傷め付けたのでどうなるかと思いましたが、生き残りました。
今年は昨年より多少増えたような気がします。


正直なところ、これを残して刈り払いするのは少々面倒。
仮りに刈り倒しても、茎葉は残るので再生するはずですが、刈り倒してしまうのはいささか忍びない。
ここの周辺の雑草は、野芝とチガヤが多い。
年に3度は必ず刈り払いをするので雑草に埋もれることがありません。
日当たりも良好、ということでネジバナが絶えないのでしょう。


実に可愛らしい野草ではあります。


この辺りではネジリバナと言うことが多い。
右巻きと左巻きがあります。


我が家周辺でまとまって確認できるのはここだけ。
一服の和みを与えてくれる貴重な存在です。
こちらはナデシコ。


カワラナデシコと言うのが正確か。


土手の刈り払いの最中に見つけました。


以前は方々で見ましたが、久しぶりです。


おそらく、前からあったものを気づかないまま刈り倒していたのでしょう。
花が咲いていた時に刈り払い作業が偶然当たったと言うことです。
これまた、悪くありません。


汗だくで刈り払いをするのは楽ではありませんが、ホッとできる束の間の時間は嬉しい。


大輪の向日葵を水墨画で描く

2021年07月23日 | 水墨画:草花
麻紙 半切1/3


大輪の向日葵を水墨画で描きました。
今日は東京オリンピック開会式の日。
真夏のオリンピックに一番似合う夏の花は何だろう。
大輪の向日葵しか思い浮かびませんでした。
とりわけ、大輪の食用向日葵は大きく迫力十分です。
敢えて、強い滲みの出る扱いにくい麻紙に描いてみました。
広々とした畑に沢山の向日葵が植えられている眺めは壮観。
花は黄金色。沢山の金メダルが並んでいるように見えなくもありません。
アスリート達が金メダルを目指し、奮闘されることを祈念します。

それにしても、無観客で行われるオリンピックの開会式とはどんなものなのだろう。
開催決定から開会直前まで不祥事も枚挙に暇なし。
いみじくも、呪われたオリンピックとコメントした大臣がおられた。
事ここに至っても中止を声高に唱える方々も多数。
このようなオリンピックが青少年達にはどのような記憶として残るのだろう。
1964年の東京オリンピック当時、小生は中学生でしたが、開会式当日どのように過ごしたのか殆ど記憶がありません。
透き通る青空の下、坂井青年が聖火台に駆け上り点火した姿や真っ赤なブレザーの日本選手団の入場行進などは深く脳裏に刻まれています。
しかし、これは後に繰り返し見た映像が頭に刷り込まれているからでしょう。
なにしろ、当時、映りが不鮮明な白黒テレビしかなかったのですから。
それでも、開会後間もなく、本県出身の三宅義信選手が重量挙げで金メダル第1号を獲得し、大いに盛り上がったのをよく憶えています。
女子バレーの決勝は確かにライブで見たはず。
半世紀以上経ち、老化も伴い記憶も甚だ曖昧になりました。
今日の開会式はライブで見ようかと思います。




蔓なしサヤインゲン品種は「スーパーショット」が良好

2021年07月22日 | 畑:豆類

蔓なしサヤインゲンは6月末から穫り始め、7月早々には一気に収穫盛りとなりました。
4月28日に我流の省力直播き。
品種は2品種。
例年作っている「さつきみどり2号」と今年初めて作るカネコ種苗の「スーパーショット」。
ともに生育に多少のバラツキはあったものの欠株はありません。
昨年は2条植えでしたが、今年は1条植え。
それでも、倒れたり、枝が垂れると収穫がしにくいので、株の両側に廃材パイプで支えにしています。
収穫は終盤。蔓なしインゲンは一気に成り込み、収穫期間は短い。
こちらが「さつきみどり2号」。


ほとんどが2本立てになっています。


収穫のピークは7月上中旬2週間くらい。
集中して猛烈に成り込むのが蔓なしインゲンの特徴です。特に「さつきみどり2号」は顕著のようです。


今は、ぐんと莢数が少なくなりました。


こちらが「スーパーショット」。


非常にバランスのよい品種という印象です。
全体の姿は「さつきみどり2号」とあまり変わりませんが、草丈は若干高い。


「さつきみどり2号」より穫れ始めはほんの僅か遅れ、「さつきみどり2号」ほどの一挙の成り込みではないようです。
しかし、トータルではこちらの方が成りが良い。


専ら収穫している助っ人もこちらの成りが良いと言っています。
莢の姿は「スーパーショット」が明らかに綺麗で曲がりも少ない。


ピーク時に比べると、穫れ具合は大分少なくなりました。
右が「さつきみどり2号」、左が「スーパーショット」。
違いが分ります。


お浸しにした際の食味は「スーパーショット」が少し硬い感じを受けます。
周りの食味評価は、茹で方で調整できるので大差ないという意見が大勢。
最終的な評価として「スーパーショット」が良いと言う結果になりました。
蔓なしサヤインゲンの収穫は今月いっぱいでほぼ終了。
蔓ありインゲンに移行します。
こちらが蔓ありサヤインゲン。


順調に生育し着莢が始まっており、スムーズに収穫が繋がりそうです。