里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

リーフレタスが穫り頃

2021年11月10日 | 畑:葉菜類

リーフレタスが穫り頃になりました。
我が家で作っているレタス類はグリーンリーフレタス、サニーレタス、玉レタスの3種。
いずれも8月31日に直播き、且つバラ播きしたもの。
間引きをした後は、収穫しながら株間を広げていきます。
今年は畝作りを誤り、狭いところに強引に播いたため、少々苦労しています。
結球するレタスが通称玉レタスに対し、結球しないレタスがリーフレタス。
これがグリーンリーフレタス。


ほとんど発芽しました。
株間を広げながら収穫を繰り返してきましたが、生長が早いためすぐ畝がいっぱいになります。


今が一番穫り頃の大きさになっています。


1株でこの程度。十分なボリュームです。


少し穫ってみました。それでこの程度の空間。


サニーレタス。


グリーンリーフレタス同様、間隔を広げながら収穫を繰り返してきました。
間引き時は多少の隙間がありましたが。今はすっかり埋まっています。


サニーレタスらしい色合いになってきました。
一番の穫り頃です。


1株で十分なボリュームになりました。

少し穫って空間が出ましたが、またすぐ埋まるでしょう。


リーフレタスは、この後も収穫をしながら空間を作っていきます。
大株にして穫れるところまで続けますが、強い凍害を受けてしまえば終了です。
こちらは玉レタス。


品種はシスコ。
結球の気配が見えます。


しかし、あまり期待できません。間引きすべきところ放置していました。
遅ればせながら株間を広げ挽回を目論みますが、どうでしょう。


2回目に播いたブロッコリー収穫開始、大きすぎる花蕾

2021年11月09日 | 畑:花菜類

ブロッコリーは2回に播いています。
1回目に播いたブロッコリーは10月半ばから穫り始め、頂花蕾の収穫はほぼ終わりです。
これが2回目に播いたブロッコリー。


穫り始めました。


種播きは8月3日、植付けが8月26日。
品種は「緑嶺」。
1回目のブロッコリーを穫り終える頃にちょうど収穫開始となりました。
今年は種播きをずらした効果がうまい具合に出ました。
10月から11月と安定した天候で、生育は順調すぎるほど。
追肥と土寄せの効果も十分で、株は旺盛。


しかしながら、さすがにこれでは茂りすぎ。
畝間80センチなのでブロッコリーとしては十分なはずですが、通路が埋まりました。
株が旺盛だけに頂花蕾は頗る大きくなっています。


軒並み超ビッグ。


花蕾の姿は綺麗なものが多い。


食べ頃。穫ってみました。
ただし、これでは大きすぎ市場出荷なら嫌われます。


今年は同様の方が多いのではないでしょうか。
気温も高めなので花蕾も進みがちです。
最近は夜温は大分下がってきたので、花蕾は開きにくくなるでしょう。
こちらは1回目に播いたブロッコリー。穫り跡が見えます。


7月12日に播き、8月11日に植付けました。
品種は同じく「緑嶺」。
これが多分最後の頂花蕾。左の株にはすでに側花蕾が見えています。


いずれの株も大きな花蕾が穫れました。
収穫が終わった株では側枝(わき芽)も大分伸びてきました。


今年は秋の天候が安定しており、秋冬野菜がほとんど出揃いました。
雨は降るものの災害になるようなことがなく、全体的に作柄が良い。
ところで、隣家は非農家なので、時おり野菜を差し上げます。
必要ないものを持って行ってもゴミになるだけなので、必ず事前に確かめます。
今回は何でもいいと言うことだったので、適当に穫りました。
ダイコン、ニンジン、ハクサイ、キャベツ、ブロッコリー、ネギ、小カブ、チンゲンサイ、縮み雪菜、リーフレタスといったところ。
いつものように畑から一輪車でそのまま持って行きます。喜んでもらえました。


すでに市場価格はかなり安くなっていますが、これからの秋冬野菜は低迷する可能性が高い。
ドカ雪でも降らないと、ダイコンやキャベツの主産地では畑で廃棄する事態になるかも。


石榴を墨彩画で描く

2021年11月08日 | 水墨画:菜果
本画仙 色紙 

石榴(ざくろ)を墨彩画で描きました。
我が家の庭には古木の石榴があります。
老木と言うべきでしょうか。年々衰えが目立っています。
かつては今頃になると結構大きな実を着け、割れ目からは鮮やかな紅色が見えました。
今年は花も僅かしか咲かなかったので、実を結ぶのは多分無理だろうとは思っていました。
石榴はもともと実留まりが悪く、花が咲いても実際に実を着けるのは僅かです。
予想通り、1個も実を着けることはありませんでした。
葉もすでに殆ど付いていません。弱っている証拠なのでしょう。


昨年は花はそれなりに咲いたものの結局実は留まらず、2年続けての実り無しとなりました。
このようなことは今までになかったことです。
石榴の実の姿は頭に刷り込まれていますが、画だけで終わるのは残念なことです。



今年の干し柿用「蜂屋柿」は不作

2021年11月07日 | 干し柿づくり

干し柿用渋柿の「蜂屋柿」。
大分色付いてきましたが、成りが良くありません。
「蜂屋柿」のことを、この辺りでは通称「とやま(富山?)」。謂われは分りません。
昔、我が家には柿園があり、普通畑の周囲にも植えられていたので相当な本数ありました。
しかし、50年余り前に大半は伐採され、田んぼや畑に転換されました。
したがって、今残っているのは大概その一部です。
柿は隔年結果しやすいと言われます。
一昨年は沢山成り、昨年は余り成りませんでした。
ただし、昨年は悪いとは言えそれなりに成ったので必要な数は確保できました。
順番から言うと今年は成る年。表年に当たるはずですが、成りは悪い。
柿の木によっても成り方にはかなり差があります。
この木は例年隔年結果が軽度で、安定して成る木です。


今年は明らかに成りが悪い。
成っていない分大きいようです。


上の穫れないような所にだけ成っています。


こちらも数えるくらいしか成っていません。


こちらも同様。


やはり高い所にだけ成っています。
昔ならよじ登って穫りましたが、今は無理しません。


こちらは日当たりが悪く例年余り成らないので、殆ど穫ったことがありません。


ところが、今年は成っています。しかし、小さい。


こちらは自宅のすぐ近くにある木。
大きくならないよう切っているので、例年あまり期待していません。


昨年は成りませんでしたが、今年は結構成り、ほどほどに大きくなっています。
不作の今年にあっては、これでも貴重。


例年500個程度の干し柿を目安にしていますが、今年は到底無理。
贈答用のことを考慮し、300個くらいは確保したいところですが、どうでしょう。
今年は、どこのお宅も「蜂屋柿」は成っていないと言います。
甘柿は大豊作だったのにどういうことか。春の霜害なのか、何れ天候と関係があることは確か。
近隣では10月上旬の異常高温時に落下した果実も相当あるようです。
この柿の木はアルコール脱渋に向く渋柿「平核無」。


昨年は全く成りませんでした。
今年は成っています。
間もなく収穫し、脱渋します。


プロの生産者は剪定や摘果などしっかりと管理するので、不作時でもそれなりの収穫量を確保します。
我が家のように大きな枝を整理する程度の半放任では不安定なのは当然かもしれません。


シュンギクの摘み取り栽培

2021年11月06日 | 畑:葉菜類

シュンギクの摘み取り収穫をしています。
シュンギクの栽培には抜き取り栽培と摘み取り栽培があります。
我が家では適度に抜き取り収穫を行った後、摘み取り栽培に移行します。
1週間程前、摘み取り栽培に変わりました。


品種は中葉春菊。茎が立ちわき芽が出やすいので摘み取り栽培に適します。
種播きは9月17日。今年は発芽も生育も順調。
最終間引きの後、草丈が15センチくらいになった10月半ばから抜き取り収穫を開始。
株間を15センチ間隔に広げるように抜き取り収穫を続けます。
1週間前には草丈が20センチを越えてきたので、今度は主枝を摘み取ります。


摘み取り栽培では、主枝(親茎)を摘んだ後、子、孫と摘んで長く収穫を続けます。
かなり茂っているこの辺りを、摘み取り収穫してみます。


この株の主枝(親茎)を摘み取ります。


2芽残して切ります。


摘み取った後。すでにわき芽が伸びています。
これが伸びれば、またこの子茎を2芽残して摘み取ります。


大分茂っていましたが、摘み取り後は隙間が空いてきました。


一般には数芽残しが普通だと思います。我が家は株間が少し狭いので、できるだけ2芽で切るようにしています。
芽を多く残すと本数は穫れますが、混みすぎ茎が細くなり品質が低下します。
この辺りは1週間程前に摘み取り収穫したところ。


わき芽がかなり伸びてきました。
主枝の収穫が終わる頃には穫り頃になるでしょう。


今年は順調に進んでいます。
露地栽培なので遅くなると凍害に遭い、傷んでしまいます。
このくらいの進み具合なら孫茎まで穫れ、収穫量も増えそうです。


小生は香り大好き人間なのでシュンギクは好物。