里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

年越しを控え鎮守の神社を清掃

2021年12月26日 | 暮らし

間もなく年越し。
例年のごとく鎮守の神社の掃除を行いました。
年末にコツコツと一人で掃除をするのが恒例になっています。
集落だけの小さな神社で、小生が講中の代表を仰せつかっています。
専任の宮司はいません。
小生も氏子になっている神社の宮司に担っていただいています。
宮司には当講中の構成員にもなっていただいており、有り難い限り。
ところで、小生は先日身内に不幸があり、今年は喪中で正月を迎えます。
そこで、宮司に色々と年末年始の御指導を仰ぎました。
今月30日までは特段の縛りはなく、神社の清掃も支障はないとのこと。
例年なら春秋の祭典時に、講員が境内の掃除をするのですが、今年はコロナ禍の影響で祭典は中止。
これまで二度ほど掃除をしていますが、かなり汚れています。
この時期は、特に参道の石段が杉の枯れ葉で酷い。


参道脇の杉の木は一部伐採しましたが、残っている杉の木から沢山枯れ葉が落ちます。
中段あたりが特に多い。

強風もあったので上段まで満遍なく落ちています。


石段の掃除は楽ではありません。


土も付いており、濡れてもいるのでやりにくい。
ピカピカにするのは難しいので支障のない程度にします。


参道登り口付近。このくらいなら問題ないでしょう。

中段もこの程度に片付きました。


石段の途中にある出羽三山の石碑の周りも綺麗にしました。


境内は大きな汚れがなく、箒で掃く程度で済みました。


本殿周り。


拝殿の中も掃除しました。


以前、境内には樅の大木があり枯れ枝の落下などで大変でしたが、伐採して幸いでした。
その代わり雑草は生えやすくなり、これまで境内の除草を3回ほどしています。


半日がかりで終了。少々くたびれました。
またすぐ枯れ葉が落ちるかもしれませんが、年越しをするには大丈夫でしょう。





クリスマスローズを水墨画で描く

2021年12月25日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙 


クリスマスローズを水墨画で描きました。
今日はクリスマス。当然のことながら昨日はイブ。
近年は何ら変わりのない日常の一日として過ぎ去ります。
せめてもの気分で、画を描いてみます。
クリスマスでイメージする花はダントツにポインセチア。
ポインセチアは繰り返し描いているので、今年は違う花をとクリスマスローズ。
近年、クリスマスローズは人気が高いと聞きます。
しかし、クリスマスローズと言いながら、今時分店に並んでいるのかどうか。
草花音痴の小生にはピンときません。
小生が見るのは、良く訪れる「国営みちのく杜の湖畔公園」のクリスマスローズ。
今年も4月に見てきました。これがその時のもの。


かつては花が中間色でひっそりと咲く印象でしたが、カラフルなのに驚きます。
でも、やはりこんな花のイメージで描いてみました。



ダイコンとニンジンの冬囲いをする

2021年12月24日 | 畑:根菜類

ダイコンとニンジンの冬囲いをしました。
今年はダイコンは2回に播いています。
1回目は8月21日、2回目が9月1日。


品種は何れもタキイ種苗の「耐病総太り」。


2回目に播いたダイコンが囲い用です。
今年は作付けを減らしたので、2回目の一部は消費されると思いましたが、まだ手つかず。


1回目に播いたものも少し残っています。
11月の気温が高く、大きくなりました。
ダイコンが大きくなると心配なのはス入り。
ですが、「耐病総太り」はスの入ることがほとんどありません。
おそらく最強と言っていいでしょう。
今や、「耐病総太り」は青首大根時代を作った古典的な品種となりました。
美味いだけでなく、ス入りに強いことが作り続けている理由でもあります。
このダイコンは地上部に根が半分くらい出ているので、寒冷地では、氷点下の気温が続くと凍害を受け傷みます。


冬囲いの方法は二つ。
今回は大半助っ人がやってくれました。途中経過がないので出来上りだけです。
一つはダイコンの葉を付けたまま囲います。


土を掘りあげ、稲わらを挟みながら大根を斜めにして埋めていきます。


葉が付いているので、瑞々しく新鮮さが保たれます。
ただし、嵩張り扱いにくく、稲わらが必要で場所もとるのが難点。


もう一つはダイコンの葉を落として土中に埋め込みます。


土を掘りあげ、葉を完全に切ったダイコンを稲わらを掛けて埋め戻します。
この方法は手間がかからず、場所もとりませんが、水はけの良いことが条件。
最初取り出す位置に目印を付けておきます。
先に消費するのは葉付きのダイコンの方から。
残っている1回目に播いたダイコンは畑においたまま。超大型大根となりました。


ニンジンも2回に播いています。
1回目は7月7日、2回目は8月8日。


品種は何れもトーホク種苗の「黒田5寸陽彩」。
2回目に播いたものがまだ手つかずで、これが囲いに回ります。


ニンジンは根が土中に入っているので、あまり凍害の影響は受けません。
しかし、寒冷地では囲った方が厳寒期でも取り出しやすい。
例年、大半を囲うのですが、今年は量が多いので1/2ほど畑に残します。
こちらを先に消費します。


1/2を囲い用に抜き取りました。


ダイコンと同様に、土を掘り上げ、葉を付けたまま稲わらを挟みながら埋め戻します。


取り出しやすいように10本くらいずつ纏めて葉の根元を縛ると便利。


春まで十分すぎる量です。


形の悪いものは土付き・葉付きのままビニール袋の中に入れて室内に取り込みます。
これも十分使えます。



干し柿づくり'21~干し柿を贈答にする

2021年12月23日 | 干し柿づくり

干し柿を贈答にしました。
例年の贈答にする干し柿の姿から見ると、今年は少し若い。
しかし、干し始めてからここまでの日数は、むしろ多くかかっています。
干し上がりが遅れていることが分ります。


この時期、干し柿を贈答にするのは、殆ど年中行事化しています。
近くの親しい方には縄付きのまま、直接届けます。
箱詰めで贈答にするのは、遠方の親戚、知人あてのもの。
昔は、遠方にも縄付きのまま数十個贈っていましたが、今はとても無理。
20個程度で勘弁してもらっています。
その代わり、形の良いものを選別し、それなりに体裁を整えて箱詰めにしています。
今年は特大玉は横吊りにしたので、これを贈ります。


ボリュームは十分なので、その点では例年より見栄えがするかもしれません。


まず、一つ作ってみます。


いつもは白粉が少し出始めていることが多いですが、今年は全く出ていません。
いわゆるあんぽ柿の状態です。

例年から見ると、軟らかく若いと感じるかもしれません。
あんぽ柿を好む方は喜ぶでしょう。


ただ、食べてみると旨味はかなり出ているので、見かけよりは進んでいます。
ころ柿を好む方は、もう少し置いて白粉が出るのを待って食べてもらえば良い。


もう一つ作ります。


少し黒ずみがあり、色上がりには若干不満があります。


ボリュームがあるので、それで勘弁願いましょう。


当地方では、出荷するのも店に出回るのもあんぽ柿が大半です。
個人的には全体に白粉が回った頃が見かけも味も最も好きですが。
贈答の相手方はあんぽ柿が見慣れているのか、近年は軟らかい干し柿を好む傾向があるようです。
白粉が綺麗に回るまで管理するのは大変なので、贈る側にとってはむしろ幸い。
この後、すぐ宅配で贈ります。


冬至カボチャを辛うじて確保

2021年12月22日 | 畑:果菜類

今日は冬至。
何とか冬至カボチャを確保できました。
冬至にカボチャを食べるのは当地方の昔からの風習。
冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかないと言われています。
しかし、幼少の頃に我が家で冬至カボチャを食べたという記憶はありません。
何時から食べるようになったかも曖昧です。いつの間にやら母が作っていたことは確か。
昨年は1個もものにならず、今年も出来は良くありませんでした。
貯蔵用の遅穫りカボチャは7月1日に直播き。
品種はサカタのタネの「雪化粧」。
当初は1本仕立てで、途中からはほぼ放任。
1番果はものにならず、2番果を何とか確保。
10月下旬に辛うじて3個収穫しました。
これがその時収穫したもの。小さい1個はおまけ。


昨年、一昨年と作った白爵は果皮がほぼ白色に近い。
一昨年は結構穫れたものの、昨年は収穫ゼロ。
これは一昨年の冬至カボチャの白爵。


今年は品種を変えました。雪化粧は白爵より灰色がかっています。


わずかだけなので、まだ一度も食していません。
ですから味の方は確認できていません。
まともに穫れていれば逐次消費し、今頃に冬至用のカボチャ分が残っているはずでしたが。
大きめの1個は助っ人が持って行きました。
残っているのは小型の雪化粧2個。


この雪化粧を切ってみました。


悪くないように見えますが、どうでしょう。


普通栽培の九重栗カボチャの3番果も残っています。
これは9月末に収穫したもの。
まだ大分残っていました。


裏返すと、大きい2個はカビが出ていました。


小さい方は何ともなさそうです。
切ってはみませんでしたが、劣化していると思うので味の方はどうでしょう。


この辺りの冬至かぼちゃは小豆と一緒に煮込みます。
我が家ではシンプルなかぼちゃ煮。おまじないのようなものではあります。