Nori log

日常のちょっとした出来事を写真で残しています
3年の上海駐在を終え、今は日本の良さを再認識中

いろは坂 下り編

2019-10-09 21:45:16 | Touring / Potaring

いろは坂 登り編 からの続き。

 

 

 

かつて明知平の南側には馬返しから繋がれたロープウェイの駅があり、今はホームの階段部分だけが残っている。

当時はみんなワクワクしながらこの階段を上ってきたんだろうな。

 

明知平を漕ぎ出すと長短2本のトンネルをくぐり中禅寺湖に抜ける。

昨年から試験的に実施されていたが、今年のシーズン中はこの区間が中禅寺湖方向へ向かう一方通行となる。

中禅寺湖方向から来ると明知平にはダイレクトに行けないので、来られる方はご注意を。

 

大鳥居でちょっと停まって、巫女石を撮ってみた。

山岳信仰の聖域であるこの地はかって、女人禁制だった。

それを承知で入山した女性が石に変えられた姿とのこと。

車で通り過ぎては気付かないくらいの小さな石像を、今回初めて撮ることができたよ

 

湖を眺めながら休憩を取りたかったので、大鳥居から中禅寺方向へ走ってみた。

湖沿いの道はアップダウンが少ない 「なんて平坦路って、ステキ♪」

 

中禅寺の湖側にある駐車場に停めて、しばしマッタり。

 

周りはまだ紅葉の気配だけだが、中禅寺の一角だけが色づき始めてた。

周りの観光客から「寒いね~」という声が聞こえてくる。

シーズンまで間もなくだな。

 

適度に疲れが解れてきたので 「じゃあ、下りましょうか」

 

第一いろは坂を下り始めると、登ってきた第二に比べて斜度が厳しいことに気付く。

しかもコーナーには滑り止めの縦溝が刻んであるので、自転車でのコーナリングは要注意。

 

しっかし、こちらが下りでよかったなぁ。

これを登る自信は ないっ

 

自転車だと車では無理な映像も撮れるね

 

下る途中、全てのコーナーの表示を撮ってきたが

これで止めだ

 

いろは坂を下りきって帰ると見せかけて、国道を右に離れて吊橋を渡る。

も一か所、行きたいところがあったんだ

 

吊橋を渡りきると

気持ちのいい遊歩道だが、人間に良い場所は熊も好むのだろうか。

 

その先の遊歩道はダメージ加工が施されているので、走行に注意が必要。

慎重に抜けていくと

 

林の中に異世界のような墓所が現れた。

少し覗かせてもらったが、なんとも神妙な気持ちにさせられる。

 

墓所の入り口に相棒を待たせ、川の方向に石段を下りた先には、並び地蔵

先の墓所といい、これらの地蔵尊といい、漂う空気の質が違うようだ。

 

並び地蔵 は別名 化け地蔵

数える度に人数が違うことから、そんな異名が付けられたとのこと。

←クリックで拡大

 

先ほどまでいた俗世からは遠く、しかしながら嫌な気分ではなく、不思議な異世界感で占められた空間。

「いつか訪れたい」と思いながらなかなか実現しなかった場所なので、今日来れてよかったよ。

 

 

さあ、あとは帰るだけだ。

俗世に戻るとしましよう。

 

観光客が増えた神橋の横を走り抜け、JR日光駅までは下りの一本道。

 

駅前で自転車をたたむと、次の電車まで40分の時間があった

「それでは〆の儀式を」と駅構内を探すが、この駅の致命的な欠点を発見。

売店がないのだ。これでは儀式に必要不可欠な祭具が手に入らない。

 

パッキングした自転車を人目に付かないところに置き、駅の道向かいの店で探す。

そして2軒目で発見したよ、聖水を

 

日光で無事に〆の儀式を執り行い、次の宇都宮駅でも儀式の時間を頂き

 

パーフェクトな形でツーリング完了!

これだから輪行は楽しくて止められない♪

コメント
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