テレビカメラマンは仕事でズームレンズの
ズームイン、ズームアウトを激しく
操作するので2、3年で
メンテナンスが必要になります
東京のM神商事からズームレンズの
サービスマンが朝一番の
新幹線でやってきます
長方形のズームレンズのカバーを
外すと、レンズが剥き出しになります
中は可動レンズ群がカムや
ワイヤーで繋がっています
ワイヤーは三味線やバイオリンの弦の
ように見えますがスチール線でしょう
そのスチール線が経年変化で
伸びてくるのでしょうか
また、複雑な形をしたカムの
グリースが乾いてくるのでしょう
サービスマンは持参の治具を使って
レンズ群を手際よく分解していきます
レンズ群をエーテル臭の液と
洗いざらしのガーゼでレンズを
同心円状に拭いていきます。