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若い母親は、意を決して
東京の料亭に向かいます
… … …
見合いの相手の家柄は
裕福な医者一家だったようです
… … …
母親は見合い相手の若い医師を
一目見て、大嫌いなタイプだったようでした
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そこで母親は、意を決して?
相手側に不快な印象を与えるように
出てくる豪華な料理を片っ端から
パクパク平らげて行ったそうです
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やがて、浄瑠璃が始まります
演目は「壺坂霊験記(つぼさかれいげんき)」で
「三つ違いの兄さんとゆうて暮らしているうちに…」の
名調子で夫婦愛を描いたストーリーです。
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あらすじをWikipediaから引用しますと
盲目の沢市(さわいち)は
、
妻のお里(さと)が明け方になると
出掛けていくのに気付き、
男ができたのではと疑い妻を問い詰める。
… … …
お里はこの三年間、沢市の目が治るようにと
壷阪寺の観音様に願掛けに行っていたと
打ち明ける。
… … …
邪推を恥じた沢市は、お里とともに観音詣りを始めるが、
目の見えない自分がいては将来お里の足手まといになると考え、
満願の日にお里に隠れて滝壺に身を投げる。
… … …
夫の死を知り悲しんだお里も、
夫のあとを追って身を投げてしまう。
… … …
二人の夫婦愛を聞き届けた観音の霊験により
奇跡が起こり、二人は助かり、
沢市の目も再び見えるようになる。
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