初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

親父と映画

2016年03月18日 21時37分27秒 | Weblog


父親が活動写真に転向したときは

カメラの横にクランク(ハンドル)がついていて

そのクランクをまわして撮影する方式でした

つまり手回しカメラでした



新しく企画された映画の撮影開始を

クランク・インと呼ばれるのはこの名残でしょう

… … …

カメラサイドのディレクターチェアに監督が

座って,メガホンで演技の指示を出していました



当時、映画はサイレント(無声映画)ですから

監督が演技のきっかけをメガホンで叫んでも

支障がなかったのでしょう

… … …

新企画の映画の監督は△△さんですを

メガホンは△△ですというのも当時の名残です



無声映画の新感覚派「狂った一頁」「十字路」を

通って、日本映画もトーキーになります

… … …

「狂った一頁」の病院のセットでは

ライトの不足するところへ銀紙を貼って撮影したと

聞いたことがありました

… … …

松竹下加茂撮影所で多くの仕事をしました

やがて,戦時体制になって

溝口健二監督の「元禄忠臣蔵・前後編」のあと、

大勢の映画人と満州映画協会へ渡満します