最近の引っ越しは、専門の業者がいて
段ボールの箱を用意して
数人の業者さんがやってきて
手際よく荷造りをしてくれます…
そして、転居先の家の部屋へ
並べる家具の
配置図を渡しておくと
数日後、転居先の部屋へ入って
見ると、すでにキチッと家具が
並んでいるという…
スゴイサービスがあります。
今から77年前の昭和17年(私は9歳)の
海外(満洲)への引っ越しの荷造りは
大変でした…
例えば、タンスの荷造りは、まず
タンスを藁ムシロで包んで
細い板をタンスに合わせて切断して
釘止めする大変な作業でした
船便で運ぶのですから頑丈な荷造り
でした…
… … …
等身大の大きな鏡のついた洋風タンスの
荷造りでは、厳重な荷造りなのですが
大きな鏡のところは、ムシロをかけないで
外からみて鏡が、丸見えになっています。
私は荷造りをしている業者の兄ちゃんに
なぜ、鏡を丸見えにして、荷造りするのか聞きますと
「船に積む人がこの丸見えの鏡を見つけると
鏡を割らないように丁寧に扱ってくれる」
と、説明してくれました