ある日、親父は大きな箱を
持って帰ってきました…
箱を開けると新しいラジオが
出てきました…
… … …
当時のラジオは、並四(なみよん) と
呼ばれて、真空管方式で真空管を4本
使ったもので、検波管→増幅管→出力管
それに整流管の4本の真空管を使った
ラジオが一般的でした。
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親父が買ってきたラジオは
選局ダイアル面が横長の
モダンなスタイルです。
ラジオの裏蓋を見ると
スーパーヘテロダイン方式と
書かれています。
小学生の私には
さっぱりわかりません。
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受信周波数は中波で
535~1650キロサイクル?
で、ダイヤルを左に回していくと
長波帯があって、地元の満州語放送が
受信できる構造でした
… … …
当時、日本は戦時中なので
短波帯(たんぱたい)の放送を聞くことや
短波受信機を持つことは禁止されて
いました。
※添付写真のラジオは、当時のラジオでは
ありません。なんとなくこんな形だったので
参考に貼り付けました。