初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

ミッチェルNCカメラ

2009年06月02日 18時28分51秒 | Weblog



昨日は、海外のビデオ取材で、カラーバーだけを録画する失敗がありました。

映画の場合のカメラも怖い落とし穴があります。日本で使われていたミッチェルNC型カメラは、実に工作精度の高い素晴らしいカメラでした。

ズームレンズが出現するまで日本では、メーンのカメラでした。

ズームレンズ用カメラはパララックスのないミラーシャッター式のアリフレックスにその座を譲りました。




ミッチェルNC型カメラの後にレバーがあります。このレバーを手で握って180度回します。

レンズ位置にあるフィルムがスライドしてファインダールーペがレンズ位置に収まります。

 ルーペを覗くことで、レンズのフォーカス、画面の確認、本番で使うカメラ横の透視ファインダーのパララックス調整などを行います

本番では、レバーを180度戻してレンズの位置にフィルムの窓を揃えます。

例え、レンズ位置にフィルム窓が並んでいなくても、電動スイッチを入れればフィルムは走ります。

しかし、フィルムは感光しません。なんとも怖い仕掛けです。

カメラの駆動動力は、スタジオでは三相交流の220ポルトシンクロナスモーターです。

ロケーションでは充電池駆動の直流モーターに付け替えます。

 生半可な駆動ではないので、安全装置が付けられなかったのかもしれません。

本番直前には、カメラの周りの助手さんは、このレバーの位置をそれとなく注意します。

 いままで、このレバー操作ミスで写っていなかった事故はありませんでした…。







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